昔の会社のゴミ箱に打ち棄てられていた「TOGODO MEICA 35」ってカメラを救い出したのは随分前のこと。
カメラ自体はあちこち壊れて、部品もない状態だったので、修復不可能と言う結論に至った。
でも、レンズ自体は生きているんだから使ってやりたいなぁと思っていた。
問題はピントのことだ。無限遠で合焦するのは、(裏玉の位置で)5cmの所(追記:大体と書いたが、単レンズだから50mmに決まってるだろJK)。ニコンFマウントのフランジバックは46.5mmだから、何かを挟み込むのは難しそうだ……
って事で、放置していたけれど、固定焦点でもいいかな?
とか思ったので、さくっと作った。
ニコンFマウントのボディキャップを370円で買ってきて、コンパスカッターで印を付けて、ピンバイスと彫刻刀で穴を開けた。
レンズの穴だけを通したので、全体的に浮いている。
センサーの位置から、ボディキャップの表面まで50.5mmだから、無限遠は諦めた。
穴を大きくして、ユニットごと沈めてやればいいんだろうけど、光漏れとか固定の具合とか色々心配なので、取り敢えずはこの辺で。
そのうち気が向いたら作るかも知れない。
レンズのスペックは、50mmF5(F4と2/3)ぐらい。
プラスチックレンズです。
カメラの表示はF8だけど、それは絞りが入っていたから。F8からF16まで変えられたけれど、組み込むスペースがねぇ。
そんでもって撮ってみる。
トイレンズだと思えばコレで満足。
普通に撮ってガウスぼかし入れればええだけですがなorz
最後に、ニコンFマウントとボディキャップの覚え書き
- ニコンFマウントのフランジバックは46.5mm
- フランジ面からボディキャップの表面まで4mmちょい
- フランジ面から自作φ49mmマウントの表面まで8mmちょい
自作φ49mmマウントについては、後日また何かの機会で説明する。
※なお、この改造を参考にして、カメラ並びに周辺機器に不具合が生じたとしても、何人も責任を問われないものとします。
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