2015年8月22日土曜日

毎度ながらよく考えることだが

 "カメラ専用機"なんて言葉もそろそろ出てくる頃かなぁと思う。
 "カメラ"とは、つまり、スマホに付いて来るアレであり、ソフトこそが本体という認識の人も、若い世代の中には既にあるのかも知れない。
 少なくとも、フィルムカメラってもんは、今の二十代でも分からんって人も多いだろうから。(と言うか、三十代ですら、フィルムカメラはガキの頃の思い出の中って人も珍しくなかろう)

 そう言う時代になって、カメラ専用機たるカメラに何の美点があるだろうか?
 恐らく、低価格帯のコンデジは駆逐されるだろうから、高級機に絞って考えてみよう。

①レンズが交換出来る or 光学ズームがある
②センサーサイズが大きいと、ボケを表現として使える
③ダイナミックレンジが広い
④高感度性能が高い
⑤画素数が大きい
⑥ローリングシャッター現象が起こらない
⑦高速なシャッタースピード
⑧マニュアル撮影が出来る
⑨フォーカススピードや精度
⑩拡張性
⑪持ちやすい、撮影しやすい

 で、これらの中で、③④⑤⑨辺りは、センサーや画像処理エンジン性能向上で改善されていく傾向にある。勿論、スマホ(及び次世代の端末)の進化と共にカメラの性能も上がるだろうが、何処かで必要とする限度を突破するに違いない。
 マニュアル撮影出来るかどうかは、もはやソフトウェアの問題になりつつあるので、この辺も実はあまりツッコミどころとして厳しい。今なんて、RAWが出力出来る機種もあるからね。

 で、他の問題は、ガチで写真撮ります! って趣味の人や、プロカメラマンに必要なものだったりするので、この辺の面白さを訴求出来るのかなぁと色々思う訳です。
 もっと突っ込むと、「誰でもプロ並みの写真が撮れます」と言う機能を強化していかなくちゃならないのは事実なのだけど、そうなってくると、露出やピントなんかに関しては、誰が撮っても同じという結果になるし、写真の醍醐味としての、カメラをコントロールするってのは、二の次の問題になってくる。

 オチとしては、もっと哲学的になるしかない! って感じになるわけだが、哲学的に写真撮る人って、人からなかなか評価されまい。
 悪い言い方だが、カメラ始める人って、簡単にアウトプットが得られるって点に惹かれる部分もある訳じゃない。要は、人から評価されてナンボみたいな所がある訳よ。
 となると、やっぱし、「バカでもちょ……ぽちっと押すだけで綺麗に映る」ってカメラばかりが売れるようになるんだろうなぁと。

 ま、「犬とスイーツとサボテンしか撮らない女子」なんて、散々馬鹿にされているけど、承認欲求のためにカメラ持ってるって点では、どちらの種族も似た顔にしか見えないわけだがな!
(むしろ、相手を明確に馬鹿にしないだけ、スイーツな女子の方が、カメラヲタな連中よりマシなんだが)

 前に、ちょこちょこ書いた、「写真を撮らない写真」なんてのも、割と真剣な写真表現だと思うし、多分、カメラの性能云々がダサイ話になるのは、もう、結構近い話なのかも知れないなと。

2015年8月18日火曜日

冷静に考えてみると~物欲のプライオリティ

 昨日は、レンズ二本と細々した道具揃えれば、kiss X2で五万円だって話したけど、X7やらX70のレンズキットが四万円台だから、バッグとメディアを用意すれば何とかコレに治まるし、ミラーレスも型落ち探せば、普通に三万円台のキットがあるからね!

 と言う身も蓋もないオチは、気付いていたけど何も言わなかった。
 理由の一つは、レンズキット一本より、レンズ二本の方が絶対的に楽しいだろうって事と、最初から古いと思っていれば、逆に「最新じゃない」事に苦しまなくても済むかなぁと思っているから。
 あと、ストラップとかバッグとか、好きに選べた方がいいじゃない? なんて部分もあったりする。

 まーそれ以前に、それ言い出すと、何も書けなくなるからね!



 じゃぁ、真面目に何から始めろって話になるけど、やっぱし、(毎度毎度の話で申し訳ないが)デザイン重点かなぁとかそんな感じ。
 正直、「初心者向け機能」ってヘルプが出るだけの機能でしょ? とか思う訳ですよ。で、ヘルプなんて最初の時以外不要じゃない? とか思う訳ですよ。

 他にも、色んな便利機能があるけど、「下手でも失敗しない機能」ぐらいなもので、撮影の幅を広げる機能ってあんましないのよね。
 超解像とかHDRとかって、そんなに使うかなぁとかね。エフェクトも現像とレタッチを憶えると、全く使わなくなるわけだし。(ぶっちゃけ、Eye-Fi使ってスマホに送れば、そっちの方の操作に慣れてるでしょ、女子高生なら)

 それよか、レンズを一本でも多く手に入れたら、色んな可能性を見つけられるわけじゃないですか。
 こう、初心者に限らず、物欲に支配される時の優先順位は、以下の通りがいいと思うよ。


①撮れなかったものが撮れる。出来なかった表現が出来る。

②今まで制限付きで可能だったことから自由になれる。

③今までの能力の機能向上

④不自由であった事が楽になる。

⑤所有欲。

 ①は、レンズなんかがそれに当たるけど、例えば、50mmF1.8から50mmF1.4ってのは、15-55mmの人が70-300mm買うのに比べれば、広がる世界は少しだよね? みたいに考えていけるといいかなぁと。

 見た目重視って所有欲じゃないの? って話になるけど、カメラは外に持ち出した時点で、撮らなかったものを撮るようになるので、①番に当たるのです(ドヤァ

2015年8月17日月曜日

いきなりkiss X2に関して

 女子高生が一眼レフ始めたいとか言っていたとしよう。
 でもまぁ、普通の女子高生なんてお小遣い限られてるし、カメラだけにお金を使う訳にもいかない。
 つー事で、中古品を見てみると、キヤノンのkiss X2が1.7万円まで出せば、何とか手に入る事が分かる。

 まぁ、同時期のカメラとしてD60でもいいんですが、微妙かなって思ってます。
 一応、スペックだけ比較するとこうなる。

Canon EOS Kiss X2Nikon D60
センサーサイズAPS-C
有効画素数1220万画素1075万画素
測距点9点3点
最速シャッタースピード1/40001/4000
最低ISO感度100100
最高ISO感度16003200
連写スピード3.5コマ/秒3コマ/秒
液晶サイズ3型2.5型
メディアSDHC

 ISO感度以外はX2の勝ちね。(そんな単純な話ではないですがー)

 中古価格は、若干D60の方が安そうですが、レンズと相殺になる事を考えると、X2買った方がいいんじゃないかな? とか何とか。
 ただ、電池(どうせヘタレているので、新品を買った方が良い)は、キヤノンのLP-E5が、アマゾンで5247円するのに対して、ニコンのEN-EL9aは、3609円なので、細々したところが分からない感じだなぁ。
 SDHCメディアは、安く手に入るので、何だって大丈夫でしょう。

 で、問題のレンズですが、キットとして売られているなら、それを買っても損はないかなぁと思います。
 でもまぁ、ここはバラで手に入れる事を考えようって事で、タムロン辺りの高倍率ズームの中古品と、50mmF1.8の中古品を探してみたら、合計で2-3万円以内に落ち着くんじゃないかなぁと思います。
 ストラップだのバッグ(と言うか、セパレーターでいいと思うが)だのを揃えれば、ざっと五万円で一揃いするんじゃないかなぁと思います。
 高倍率ズーム外して、18-55mmぐらいのレンズにしたら、もう数千円落ちる筈なんで、その選択肢もアリかと。

 XとD40って選択肢もない事もないけど、値段差に対して、スペックの落ち込みが大きいなぁと思ったのでナシにしました。
 あと、機能に影響のないキズモノなんかだと、値段が結構落ちるものもありますんで、この辺は、中古屋さん巡りをするしかないのかなぁと思います。

 中古カメラは、ネットでも買えますが、現物見るのが一番です。モノ見たら手垢が多くてキモイとか、なんかカラカラ音がするとか、そういうのを掴まされないとも限らないのですから。

2015年8月5日水曜日

避暑なのに

 暑さから逃げ切れませんでした!

送信者 岐阜県
先ずは、高山で謎カレー。甘いのにスパイシー。

 そっから、郡上八幡の美山鍾乳洞と、大滝鍾乳洞へ。













 個人的意見からすれば、大滝鍾乳洞の方が見所があるし、ケーブルカーにも乗れるんで楽しかったような。
 鍾乳洞というと、なんかこう、やたらにライトアップされてて、幻想的な光景が~ってあるけど、期待値上げていくとガッカリするかもー。
 とか言いつつ、何だかんだで冒険ごっこが出来るんで、そっちの方で楽しめればよろしいかと。

 美山鍾乳洞は、予約すればケイビングツアーが楽しめるらしく(と言うか、観光で普通に見られるのは全体の1/3らしい)、その分を考えると、美山鍾乳洞の方が(玄人的には)ポイントが高いのかも知れません。

 美山鍾乳洞は、障害者割があって半額に、大滝鍾乳洞はWebの画像見せると15%引きになります。

送信者 その他の場所
 どんだけカレーが好きなんだよって話ですが、一宮のココペリのカレーは真面目に美味いっす。

2015年8月4日火曜日

24-70mmが出たわけだが

 特にこう、言う事でもないのだけど、「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」が発表されました。
 予想通りVR付きなんですわな。

 タムロンは既に手ブレ補正付きで出ていて、お値段の割に写りがいいってんで、なかなかよいなぁと。
 そこに、画質的なアドバンテージを何処まで盛り込めるか、最近のニコンはバタバタなんで、様子見の人は多いだろうなぁ。

 そこで気になるのが、シグマのArtラインだけど、出てくるのか出てこないのか……


 何だかんだでお金のない私なんかは、古い24-70mmが中古で出回るんじゃないかなぁと言う期待ばかりなのですが、そういうの、誰も期待しないから……

2015年8月1日土曜日

なんやこのレンズ……

 最近というか、ここずっと機材にときめきを感じない日々が続いていたので、何とかしなくちゃなぁと、無意味に怪しい機材検索に血筋を上げてみる。

 それは、半ば冗談としても、暇つぶしにAmazon見てたら、何か見つかった。
 激安ストロボのYONGNUOからレンズが出ていた。(どうも、去年の暮れから話はあったらしい)


 激安レンズと言えば、サムヤンや中一光学とかだけど、どちらもマニュアルフォーカス。
 でもこっちは、オートフォーカスやぞ!

 ラインナップは「YN 50mm F/1.8」と「YN 35mm F/2」(アマゾンだと50mmが何個も出品されてるけど写真を見る限り全部同じっぽい)の二つ。
 どちらもキヤノンEFマウントのフルサイズ対応だ。
 価格は、50mmが7000円切っているぐらいで、35mmは1.5万円ほど。

 対するキヤノンの「EF50mm F1.8 II」は今でも一万円弱だけど、今後品薄になって価格が上がっていくかもしれない事を考えると、なかなかニッチな所に飛び込んだなぁと思います。
 また、「EF35mm F2 IS USM」が六万円と言う事を考えると、なかなかお買い得かも知れぬ。
(ま、ゲテモノ食いじゃなかったら、普通にキヤノンの中古品探せよって話なんですけどね。)

 海外では既にレビューというか、作例が出ているけど、読んだり見たりしてる限り、価格以上ではあるかなぁと言った印象があります。

 残念ながら、ニコンユーザー故に、人柱になれない訳ですが。無茶苦茶気になるメーカーの登場。
 ぶっちゃけ、50mmはキヤノンのコピー臭ぇんですが……