2014年2月28日金曜日

フィルム分20/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月27日木曜日

フィルム分19/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月26日水曜日

RAW画像の現像・調整新ソフトウェア「Capture NX-D」(ベータ版)を本日から公開

RAW画像の現像・調整新ソフトウェア「Capture NX-D」(ベータ版)を本日から公開

ソフトウェア   ニコンイメージング

 ってんで、ホイホイ釣られてインストールしてみたんですが……あれ? Capture NXってこんなに使い勝手悪いソフトだったっけ? とか思ってみた次第。
 いやまぁ、Lightroomに慣れているからなんですが……

 ざっと、Ctrl-Zが利かない(メニューからは動く)とか、サムネイルウィンドウのサイズが変更できたり出来なかったりするバグが存在しますが、早い内に対処されるでぢょう。
 画面表示も若干もっさりしている気がしてたまらないが。(特にクローズアップしたとき)


 サムネイルウィンドウは、上部のアイコンから、「混合」表示を選択して、出てきたウィンドウの右上の角のアイコンをクリックして、「フローティングウィンドウとして表示」としないと、隣のディスプレイに移動できない仕様。
 このフローティングウィンドウにして、画面の外側に何でもかんでも持っていくと、デュアルディスプレイが多いに使えるので、悪くないと言えばわるくないかも。


 肝心の現像機能ですが、露出補正だのWB補正だのと言った基本機能は載っけている感じ。
 シャドウを持ち上げるとか、ハイライトを押さえるとか言う機能はない。(アクティブDライティングの効き方の変更は出来るが)

 この部分だけ見れば、RAWビューワに付いてくる現像機能みたいなものか。
 細かくいじろうと思えば、LCHエディタを使うか、トーンカーブを使うかしかないけど、コイツは慣れだし、一歩間違えると「何もしない方が良かった」って事になりかねないから、注意が必要。

 なお、LCHエディタやトーンカーブ、傾き補正やノイズリダクション、レンズ補正なんかについては、右下のアイコンを押すと出てくる。(分かりにくい)


 Lightroomみたいなアルバム管理が気にくわない人には、一個一個を普通のファイルとして扱うのは、分かりやすくていいかもねぇ。(私も、アルバム管理なんざぁしていない人ですが)


 写真を幾つか上げる事も考えたけど、単純に何もいじらずにJPEG出力した写真並べて、こっちの方が良いとか悪いとか言い出しても意味がないので、それはやらんでおく。

 あと、今の所ベータ版で、今後も改良が重ねられていくって言うのもあるので、詳細な取扱説明もやめておく。(どうせ、変わるんだから)


 何だかんだで、無料で簡易版じゃないRAW現像ソフトが手に入るって言うんだから、初めての人は悪くない選択だろう。
 面白くなったら、フェーズワンのCapture One買うなり、Lightroom買うなりすればいいんだしね。

 そういや、Lightroom+PhotoshopCC、永遠にアップグレードで月々千円コースの締め切りがまた延長されていた。
 何度目だよ。

 Capture Oneは使ったことないけど、どうせLightroom使い続けるからいいかな? って。
 ハッセルブラッドとデジタルバックが手に入るなら買っても良いかな? とか思いますが(コラ

2014年2月25日火曜日

【ニュースがらみ】キヤノン、低価格帯コンパクトデジカメ撤退へ-高機能・一眼レフに集中

キヤノン、低価格帯コンパクトデジカメ撤退へ-高機能・一眼レフに集中

 分かっていたことだけどね。
 低価格なコンデジ使うぐらいなら、スマホで十分だもん。

 低価格層を敢えて拘りを持って使っているなんて人、よっぽどの変人か、分解して遊ぶ人ぐらいだしねぇ。
 無理にしがみつかなきゃ行けない理由はない。

 それに、キヤノンみたいなもっと高いモン売って儲けている会社は、残存者利益に賭ける必要もないのでしょう。

 スマホ向けの光学ユニットとか卸している会社は影響ないんだろうけど、中小の光学メーカー(カメラは売ってないけど、ユニットのOEMなんかやってる)はきっついかもなぁ。


 実際、売り場の方はどうなんだろうなぁ。
 コンデジを新発売の時のままの価格で買う人って居るのかなぁ? とか時々疑問になるんです。
 大して性能が向上しているわけでもないから、現行モデルを買う必然性が薄いんだなぁと。
 昔みたいなカタログスペックは、「細かすぎて分からない」と言う身も蓋もない理由で、考える事をやめてしまう。
 そうなってくると、もう、残るのは同じぐらいの製品が、幾ら値引いて買えるのか? って事になって、タダでさえ売れないコンデジが、余計に売れなくなるという酷い事になる。

 何が悪かったのかと言えば、参入障壁が低かったからなんだろう。
 参入障壁の低さが、過当競争を呼び、魅力的な商品がなくなる。
 コレって、一歩間違えるとミラーレスでも起こり得る話だよねと。
 むしろ、低価格コンデジって言う前線が崩れてしまえば、ミラーレスはスマホと戦わなくちゃならなくなる。

 ミラーレスが苦戦している事情として、デカいカメラが好まれる事情が背景にあったりする。
 そう言う風になると、もはや、カメラはピュアオーディオ勢を相手にするような、詐欺臭い商売になりそうなんだけど……

2014年2月24日月曜日

【Photoshop】GIFアニメを作ってみた

 何はともあれ、一枚を見ていただきましょう。
送信者 他いろいろ

 GIF形式のファイルは、その昔特許の関連で、ちょいとした紛争が御座いまして、変換ソフトなんかを作ると、フリーソフトだろうと、何だろうと、ライセンス料払えやコラって事になっていました。
(この辺、もうちょっと込み入っているわけですが)
 今は、パテント切れになって、無料になっているので安心。
 それもあってか、はたまた、いいソフトが出てきているのか、手の込んだGIFアニメを最近よく見かけますね。

 さて、GIFの形式は最大256色までしか表示できません。(2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256色のどれかを選択できる。当然色数が少ないほどファイルサイズは小さくなる)
 写真などトゥルーカラーの画像の場合、当然色数は6.5万倍もあるわけで、その分を何とか減らさなければならないのです。
 その上手い具合に減らす技術が、減色アルゴリズムだったり、ディザアルゴリズムだったりするわけですね。GIF変換するときに、特定とか、知覚的とか、誤差拡散法とかって出てくるアレです。
 具体的には、似たような色を一つにまとめるとか、階調をなるべく自然に間引くとかそう言う事をやっています。

 アニメーションと言えば、PNGアニメーションもあるんですが、Photoshopから直接作れないっぽくて、面倒臭いんでヤメました。
 まぁ、PNGアニメーションなんて、非対応のブラウザも多いし、今やるべき話じゃないでしょう。


 PhotoshopCCでこういうアニメーションを作る方法ですが……
①少しずつ画像をズラしたレイヤーを沢山用意する。
  (アクション機能を使うと便利ですよ)
②適度なサイズにトリミングする
③ウィンドウ→タイムラインを選択して、タイムラインウィンドウを開く
④タイムラインウィンドウの真ん中のボタンの右側の▼ボタンを押して、「フレームアニメーションを作成」を選択して、出てきたボタンを押す。
⑤タイムラインウィンドウの右上のボタンを押して、「レイヤーからフレームを制作」を選択。
 そうすると、一番下のレイヤーから順番にフレームが並んでいきます。
⑥タイムラインの最初の画像を選択して、「shift」キーを押しながら、最後の画像を選択する。
⑦画像下の「0秒」ってなってるのを選択して、ディレイ時間を変更。
 ディレイ時間とは、1フレームを表示している時間の長さのこと。(普通に流れる映像を作るだけなら、⑥と⑦はやらなくてもOK)
⑧「ファイル→Web用に保存」から、「GIF」を選択。
 普通に写真で作るなら、上から「特定」「誤差拡散法」「透明部分」のチェックを外す。
 アニメーションのループ回数を、無限にするのか、一度きりにするのか、「その他」にして回数を決めるかする。
 プレビューの右下に画像のサイズが表示されるので、一応確認。
⑨保存ボタンを押して、画像を保存する。
⑩レイヤーを沢山切ったPSDファイルは当然デカくなり、2GBを超えると警告が出て、保存できなくなる。その時は、「ファイル→別名で保存」よりファイルの形式をビッグドキュメント形式(PSB)に変更して保存すれば良い。

 さて、一番最初の画像は、WSVGA(1024x576)の解像度で作ったファイルです。
 次に、HVGAW(640x360)と、WQVGA+(427x240)で作ったファイルを並べておきます。





 ここまで来ると、気になってくるのがファイルサイズです。
 Picasaの都合上、どうやら40MB以上のファイルは上げられないようです。
 解像度とフレーム数の違いだけなので、一覧表にしておきました。

解像度フレーム数ファイルサイズ(MB)
FullHD1920x108010273.7
HD 720p1280x72010245.3
WSVGA1024x57610233.7
HVGAW640x36010213.8
WQVGA+427x2401026.47
HVGAW640x36030340.4

 元の画像が同じなら、画像の面積と、フレーム数にほぼ比例していると言えますね。
 一応、コレでも圧縮しているので、単純な比例関係ではないのですけど。
 まぁ、HDなんかで保存するより、普通に動画にしてしまった方が圧倒的に容量が少なくて済みそうなんですが……

2014年2月22日土曜日

「誰かが金を払うならどんな物にも価値が生まれる」 - プブリウス

ヤフオクにすごい画家が出現!!値段もヤバイ!!
ヤフオク!


「誰かが金を払うならどんな物にも価値が生まれる」

 問題は、金を払う人が居るかどうかと言うお話なんですけどね。
 現代アートなんかでも、正直分からんのが、結構なお値段で取引されている事もあるので、その可能性に賭ければ云々と言うのはあります。

 しかしまぁ、こういうのって、思想とかストーリーなんかにお金を出している部分が多分にありまして、さもなくば、誰かがそれに価値を見いだしているからと言う事になります。

 前者で言えば、ゾウが描いた絵がとんでもない値段になるってあるじゃないですか。
 アレって、「ゾウが描いた」と言う事実もさることながら、それがゾウの保護に宛てられるってストーリーにもあるんですよね。

 昔のドラマですが、「古畑任三郎」のお話で、人間国宝の陶芸家が、古美術商の男を陥れるために、偽物の古い壺を作ったって事で、古美術商が陶芸家を殺すんですわ。(うろ覚え)
 で、その時、殺害に使ったのが、問題の壺の本物の方なんですよ。
 主人公の刑事は、「貴方は、咄嗟の事で、本物の壺を見分けられなかった」的な事を言って笑うんですが、古美術商は「あの人間国宝が、私なんかを陥れるためだけに、全力を注いだ壺なんですよ? 一方、本物の壺はただ古いと言うだけで、何の曰くもないじゃないですか」的なオチとなるんです。
 ものの価値というのは、そういう所に落ち着くんだなぁと。

 あと、「美の巨人たち」で、エドガー・ドガ作『マネとマネ夫人像』 の事をやっていたのも思い出します。(北九州市立美術館
 ドガとマネは親友同士で、お互いにお互い同士の絵を描いて、交換したんですが、その頃、マネ夫妻の仲は冷え切っていた。ドガは人間描写に優れた人間だったので、夫妻の絵を描いたとき、その情景をまざまざと描いてしまったのです。
 マネはそれに怒り、絵のマネ婦人の部分を切り取ってしまったんですね。
 ドガはそれにショックを受けて、自分の絵を持ち帰ってしまいました。
 尤も、その後のマネとは喧嘩をしては仲直りを繰り返すという、実に良い関係を続けていたようです。それを証拠に、ドガは、その青春の思い出に、絵を部屋に飾り続けた訳なのです。
 さて、ここからが話のキモで、ドガの没後、画商がこの絵を売ろうと考えたわけですが……なんと、残り半分を無地の状態にして、元のサイズに戻したんです。
 これは、「マネとドガとの物語」にこそ価値があると考えてそうしたんですね。そして、目論見は当然当たったわけです。


 しかしまぁ、ものの価値っていうのは、誰かがそれを認めないことには、一切お金にならないんですよね。
 日本円も、アメリカドルも、それを誰もが価値として認めているから、それで色々なモノと交換することが出来るわけですから。
 その価値が喪失する現象がハイパーインフレなのです。実際、第一次大戦後のドイツなんかは、ちり紙よりも価値が下がってしまったと言うぐらいなのですから。

 さて、そこで思い出すのは、フィンセント・ファン・ゴッホの絵ですね。
 今や億円単位の値段が付くような絵ばかりですが、生前、お金になったのは「赤い葡萄畑」一点だけで、400フランだったそうです。1890年の事で、1フラン500円ぐらいと換算すると、20万円ぐらいでしょうか。
 何はともあれ、それ以外は、誰も価値を認めなかったわけです。

 死後に価値を認められたと言えば、ヘンリー・ダーガーの「非現実の王国で(非現実の王国における、ヴィヴィアンガールズの物語 あるいは子供奴隷の反乱に起因するグランデコ対アンジェリニアン戦争の嵐の物語)」を思い出します。
 この作品、殆ど孤独なまま生涯を終えたダーガーだったが、彼の作品を大家で写真家であるネイサン・ラーナーが発見、紹介され、多くの人がその価値を見いだすことになる。

 ぶっちゃけて言えば、この人は実に運が良かった。(本人は遺品は処分しろと言っていたので、有名になる事も価値を見いだされることにも関心はなかったのだろうけど)
 逆を言えば、沢山のヘンリー・ダーガーが存在し、誰にも知られぬまま多くの作品が葬られているのかも知れない。
 インターネットが発達したとは言え、作品を公開するとは限らないし、そうだとしても、誰の目にも付かない可能性はいくらだってあるのだ。

 そう言う意味で言えば、有名人が偶然知り合いにいるとか、有力な芸術家の息子であるとかと言うのは、実に運の良いことである。
 それは、親の七光りと言うものがなかったにしても、それだけ分、人に見られ、紹介されるチャンスが大きいと言えるのだから。
 勿論、それを生かすかどうか、本当に価値があるかどうか、或いは贔屓によって得られた栄光に意味はあるのか? などという問題は付きまとうし、その部分に於いては、実力云々に影響されるという事も強調しなければならないけれど。


 さて、そうもなると、本当の価値というのは、単にお金を支払われるかどうか? と考えればいいのかどうかも怪しくなる。

 「誰それの作品は、単に有名人の描いた絵というだけで、絵そのものには価値がないよ」と言われても、その有名人が描いたストーリーや名声に価値があれば、やはりそれはお金を払う意味を持つことになる。

 バンクシーが名前を隠し、姿を隠し、街中で絵を売ったというお話があるけれど、一枚が60ドルで売られたそうだ。八点売れたそうだから、そこそこの収入だといえるけど、サザビーズに出した六点の絵が8500万円以上にもなったって言うから、実に破格。
 しかも、値切った人も居ると言うから、まぁ、誰もバンクシーだって気付いていなかったんだね。

 もう一つの事件と言えば、リチャード・マットの『泉』事件が有名なところ。
 その当時でも、超有名人であったマルセル・デュシャンが、名前を隠して、男子用便器を展覧会に出品したというお話である。

 バンクシーにしても、デュシャンにしても、こういった事件を巻き起こすこと自体が芸術の一つだったりするわけだから、絵や便器の"価格"そのものに関しては、意味のないことなんだけどね。
(そう言うのが分からない無粋な人間が、「オリジナルの泉」探しに奔走したなんて笑い話もあるぐらい)

 さて、バンクシーの絵の"本当の"価値が60ドル程度なのかは分からないけど、人というのは、結局そういうものにお金を払っている、実に当てにならない存在だと言う事。
 一番最初のヤフオクも、実は超有名アーチストの絵なのかもしれないとか?

 まぁ、分からんし、どうでも良い事だけどね。


 最後に重要なことと言えば、価値は人それぞれだと言うもの。
 幾らお金を積まれても手放せないモノ(ってものがある人は幸せだけど)なんてものは、その最たるものだったりするのです。

 僕が、現代アートのいくつかに関して、「全く理解できない」と言うにしても、年寄りが若い人のマンガを「全く理解できない」と言うにしても、少数なのか多数なのかは兎も角、「価値がある」と認める人が居る以上、それは価値のあるものなのだ。(値段は別にしてね)
 「理解できない」のは我々の理解力が不足していると言うだけであり、それが劣っているとか間違っていると言う根拠にはならない。
 相手を否定するには、相手のことを正確に理解していなければならない。その上で、その理屈が誤っていれば、その時初めて、誤っていると指摘できるのだ。

 そこを突き詰めれば、ある人の下手な絵や写真を万人が否定したとしても、本人が「世界で一番の絵だ」と思えば、それを否定することは出来ないのです。
 単に、その価値を理解することが他の人には出来ないというだけなんでね。

 それに、その絵が今後も評価されないままであるかどうかも分からない。
 それこそ、1890年代の時点で、ゴッホの絵を誰が評価できたのか? と言う部分と同じである。

 この点は、科学技術にも似ている。相対性理論は現代社会ではなくてはならない理論の一つだけど(例えばGPSなんかが直接の恩恵を受けている)、を提唱したとき、それをどう応用できるかだなんて、誰一人として思いついていた人間なんていなかった。

 そう言う意味で、価値は主観であり、Twitterで何千RTされようと、大勢の人が大枚を叩くにしても、せいぜい"精度の高い主観"に過ぎない訳で、それを根拠に、絶対的な意味を説くのは間違っているのだ。


 そこで、もう一度最初に戻るけど――好きだと思えば、払えば良いし、馬鹿だと思えば、そっとしておけば良いんじゃないのかな?
 何にしても、騒ぎが大きくなるのは、作者の狙いなんだと思うし。

【ドール】他にも少し撮ったので

送信者 ドール~室内





2014年2月21日金曜日

【Photoshop&Lightroom】露出アンダーは何処まで救済できるか?

 オーバーやったら、当然アンダーもやらなくちゃねと言う事で、そっち方面で挑んでいきます。

送信者 ドール~室内
何はともあれ適正露出(ハイキーだけど)がこちら。


 二段階ぐらいアンダーで撮ってみました。
 階調は生きているんで、ローキーの写真ですよと言い張ることも出来ますが……


 何はともあれ、正解の現像ソフトで増刊してみるとこんな案配。
 これで二段階も増感しているんだぜ?
 特にノイズリダクションとかやっていません。やったね!


 そいで、こちらがPhotoshopで明るさを直したもの。(「色調補正」→「シャドウ・ハイライト」にて補正)
 階調が生きていたんで、黒つぶれが厳しいって事はないですね。
 とは言え、エッジが立ち気味で、硬調な質感になります。
 肌の方は、どちらかというとのっぺりとした感じ……シャドウ・ハイライトで補正すると、RAWの現像でも、色がベタっとした感じになるので、コレばかりは仕方ないことかも知れませんね。


 もう少し立体感を保ちたいとなると、シャドウの持ち上げではなくて、全体的に色を持ち上げる訳ですけど、「色調補正」→「露光量」で調整するとこんな案配。
 う~ん。なんか、ギザギザした感じ。


 じゃぁ、限界はどの辺だよ!?
 ってなるので、三段階アンダーな写真を用意して……


 現像で増感するとこんなもん。
 ワザとノイズリダクションとかやっていません。
 まぁ、見られないことないんじゃないの?

 本気で追い込む場合は、ここからノイズをどのぐらい除去するかって所に掛かってくるわけですが、延々といじり倒して、疲労困憊してしまうので、最初っから、露出をミスらないように頑張って撮りましょう。

 なお、色合いが違うのは、ストロボの発光量が少ないので、蛍光灯の色が現れ始めているという証拠です。
 また、何となく解像感が上がっている気がしますが、コレはノイズが入るとそんな感じに見えてしまう目の錯覚です。
 逆を言えば、ノイズを加えてからシャープネスを掛けるなんてテクニックもあったりします。

 ひとまず、露出の問題はここまでと言う事で。

2014年2月20日木曜日

【Photoshop&Lightroom】露出オーバーは何処まで救済できるか?

 何処まで救済できるのシリーズ第三段目は露出のお話。
 カメラのプレビュー見てダメなもんは、ソフトで幾ら頑張ってもダメだと書いたものの、検証ぐらいは必要でしょう。
 それに、日中に見る液晶と、暗い部屋で見る液晶では、見かけの明るさは違いますから、その所為で露出オーバーな写真を撮ってしまうと言うのは、しばしば起こるミスです。

送信者 ドール~室内
と言うことで、適正露出(というか、ハイキーですが)な写真がこれです。


 それで、これがストロボの光を二段階上げて撮影した写真。バウンスしたりディフューザーが入ってたりするから、正確に二段階上がっているわけじゃないけど、どうにもこうにもならない


 って、事で、現像で1.5段階減感するとこうなります。

 何と言うか、コレが正解だよね?
 ソフト上での露出補正は±1段階までって基準はあちらこちらで聞きますが、ソフトウェアの進化なのか、それとも僕の目が甘いからなのか、階調はしっかり残っているし、悪くないんじゃないの?

 とは言え、こういうのも全部RAWで撮ったから出来ると言うこと。
 撮って出しJPEGで先のような写真が出てきたら、我々はお手上げになってしまいます。


 もう、あちこちのパラメーターいじりまくった挙げ句に、何が何だか分からなくなった写真がこちら。
 と言うか、JPEGにした段階で、生データが失われてしまっているんだから、階調は出力されたデータの階調までしかないわけですよ。
 だから、飽和してしまって真っ白になった色は、どう頑張っても白いままになってしまうわけです。
 RAWは、詰まるところ、人間の目では判断できないぐらいの階調を保持していて、現像時にそれを生かすことが出来るって訳ですね。


 さて、そんな事情で、露出をどうにかするなら、RAWの段階で仕上げてしまうのが一番なワケですが、現像ソフトとレタッチソフト、半分半分でやってみたらどんな感じになるんだろう?
 と言うのがコレ。
 まぁ、露出に自信のない人は、素直に現像ソフト買ってRAWで撮りなさいって事ですな。

2014年2月19日水曜日

【Photoshop】手ブレは救済できるのか?【ぶれの軽減】

 折角ソフトあるなら試さなきゃって機能その2。

 とは言え、手ブレしたらその場で気付くしなぁ……ピンボケの時と同じく、使う事ないけど、気になるだけの機能というか何というかですねぇ。


送信者 他いろいろ
兎にも角にも、まぁ、撮ってみます。ボケてますね。って写真ですね。



 そいで、これを補正するとこんな案配になります。
 若干解像感が上がっているかなぁって気がする感じです(ん




 拡大するとこんな感じ。上が補正前、下が補正後。
 どうにかこうにか様になっています。

 補正するには、「フィルター」→「シャープ」→「ぶれの軽減」を選んで、後は児童に任せるのが一番です。
 マニュアルで補正することも可能ですが、どんなに頑張っても自動でやったヤツ以上に綺麗に仕上げることが出来ませんでした。
 各部レイヤーを切って補正しまくって、最終的に合体とかやったらもうチョイマシになるんですが、それも労力に見合うほどの向上じゃないですね。

 兎にも角にも、さっきの写真がこんな風になるなら、もうちょっと厳しい写真ならどうでしょうか?




 上が補正前、下が補正後。
 う~ん。と言う感じです。確かにマシな所はマシになっているんですがね。

 これも、ダメな写真救済には使えないなと言う事です。


 露出補正も±1段階ぐらいが限界だし、ピントにしても何にしても、カメラでプレビュー見て、ダメだなってヤツは問答無用で消してしまうのが一番なんじゃないかと思います。
 そこで、一番確実なのはテザー撮影なのですが……

2014年2月18日火曜日

フィルム分18/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月17日月曜日

【Photoshop&Lightroom】ピンボケは実際、どうにかなるのか?

 骨折したモノだから、撮れる写真と来たら、部屋でドールを相手にするしかない。
 しかし、足がこんなんだから、ちょっと無理な姿勢になると、ピントが狂ってしまうのだ……

 コレを現像orレタッチで修正するとどうなるんだろう? と言うお話。

送信者 ドール~室内
①そのままLightroomで現像する(露出と彩度を少しばかり直したが)

 先の文言を聞いて、「やっぱりピンボケだ」と笑っている人は、もう少ししっかり写真を見た方が良い。
 左目を見ると、一応ピントが来ている。一方、右目とその横の顔の輪郭がボケているのが分かる。
 答えを言うと、85mmF2.8なんて条件で撮ったから、当然被写界深度が浅いのだ。

 何にしてもボケてる写真には違いないわけだけど。


②明瞭度+100
 一番手っ取り早いボケを除去する方法として、Lightroomの明瞭度をがっつり上げてやるという方法がある。
 Webに写真載せるだけなら、もう、これだけで大体大丈夫じゃない? (なげやり)


③②+シャープネス
 先の写真に加えて、Lightroomのシャープネスを掛けてみた写真。
 少しばかりマシになっている。 


④①の写真をPhotoshopで開いて、スマートシャープをやってみた結果。


⑤④にハイパスを重ねた状態
 正直、どう言えばいいのか分からないけれど、シャープにする便利な方法として、
1.レイヤーをコピーして、
2.ハイパスフィルター(半径2-3px)を掛けたレイヤーを、
3.オーバーレイで重ねる。
 ハードライトとかビビットライトで重ねると、もっとキツく掛かったりします。

 以上を見ると、なんか②③は明瞭度を上げすぎたなぁと言う感じ。
 本来は、全部をほどほどの勢いで掛けていくべきなのかなぁと言う印象ですね。


⑥少しマイルドな条件で現像
 普通に現像するなら、これぐらいの設定だよね? って程度です。明瞭度が40とかその辺です。


⑦⑥にスマートシャープ+ハイパス
 本気で仕上げると、これぐらいまで行くでしょうか?

 ここまで来ると、何が良いのか分からなくなってきますね。
 ピントをキッチリ来ている風に仕上げるなら⑦番だけど、⑤番も悪くないかなぁって気もしてくる。
 こういう風にして、現像とレタッチをいじっていくと、延々と作業が終わらないという地獄が待ち構えているわけですね。

以上!

2014年2月16日日曜日

フィルム分17/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月15日土曜日

フィルム分16/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月14日金曜日

フィルム分15/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月13日木曜日

フィルム分14/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月11日火曜日

フィルム分13/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月10日月曜日

フィルム分12/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月9日日曜日

フィルム分11/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月8日土曜日

2014年2月7日金曜日

フィルム分10/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月6日木曜日

フィルム分9/24

送信者 -

カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月5日水曜日

フィルム分8/24

送信者 -
カメラ:Rollei35S
フィルム:富士フイルム 記録用カラーフィルム400

2014年2月4日火曜日

【iPhoneアプリ】KitCameraの使い方

KitCamera on the App Store on iTunes
KITCamera

 なんてカメラアプリがありまして、コレが無駄に高性能なんです。
 しかも、現在無料!

 でも、英語版だし、あんまし機能とか分からない……って訳で、調べた範囲で分かることを書きます。

1.立ち上げてすぐの画面


 画面一番下の左から、「撮った写真のアルバム」、「設定」、「シャッター」、「露出補正とWB」、「エフェクト」がある。


1-1.エフェクト


 上からレンズ、フィルム、フレームとなっていて、それぞれを別々に選択する事が出来ます。
 レンズは16種類あり、トイカメラ風や万華鏡風、光漏れ風などの写真が撮れます。
 フィルムは51種類で、こちらは色味が変わります。
 フレームは40種類ありますが、可愛い系はないですね。
 これらの効果は、写真を撮った後にも追加できるようになっています。
 
 エフェクトを選択した後に、それを解除したい場合は、選択中のエフェクトをもう一度選択すると解除されます。

1-2.露出補正とWB(ホワイトバランス)


 スライダーを動かすと、露出補正と色温度の変更をシームレスに行えます。
 各スライダーの左側にあるボタンを押すと中立位置に戻ります。
 但し、露出補正はソフトウェア的な明るさの変更(?)だけのようで、SS、ISO感度共に変化しません。

1-3.設定


 撮影モードの変更と、そのモードでの設定、画面表示の変更が出来ます。
 設定ボタンを押した時に、メニューの中央上部にある「◎」ボタンを押すと、更に画面設定が出来ます。

1-3-1.画面設定


 左端から順番に説明。

1-3-2. Lebel


 水平位置を表示します。

1-3-3. Histo


 ヒストグラムを表示します

1-3-4. Data


 撮影条件(絞り、シャッタースピード、ISO感度

1-3-5. Grid


 グリッドラインを出します。
 出した状態で、画面を左右にスライドさせると、グリッドの種類が変更できる。
 「三分割」、「X字」、「フィボナッチ数(右巻き/左巻き)」、「直角三角形」、「レイルマン分割」、「四方からの二等辺三角形」、「5x5分割」の八種類ある。

1-3-6. アスペクト比


 4x3、1x1、16x9、3x2の四種類のフォーマットから選べます。

1-4.アルバム


 特に設定をしていないと、撮った写真はカメラロールに移動しない。
 画面、左上から「Option」、「撮影に戻る」、鉛筆アイコンの「写真の選択」。
 一段下がって、フィルム型のアイコンの「カメラロールから写真をコピーする」、「表示サイズの変更」

1-4-1. 写真の選択

 このアイコンをタップすると画面下に、左側から「投稿」、「SELECT ALL / DESELECT」、「ゴミ箱」の三つのアイコンが出てくる。
 勿論、複数の写真を個別に写真を選択することも可能。

 投稿では、「Facebook」「Save to camera roll」(カメラロールに移動)、「Flicker」、「Dropbox」、「Instagram」、「はてブ?」、「Twitter」、「謎」、「GoogleDrive」、「メール送信」、「SkyDrive」に投稿(アップデート)出来る。

 この項目の上の「◎」を押すと、「Edited」と「Original」とあり、ネットに上げるように縮小するのか、オリジナルのサイズのままなのかを選択できる。

 実際に、このアプリからTwitterに投稿してみたけど、投稿画面でアカウントの選択が出来たり、位置情報の有無を確認できるのが素晴らしい。
 しかし、「http://kit-camera.com/」のリンクが勝手に入って、消せないという問題もある。
 正直、投稿はカメラロールや専用のアプリ経由でやったほうが良さそうだ。


 アルバムの画面に入っても、画像が表示されるまでに時間が掛かるので、その間に出来るのは「SELECT ALL」の後にゴミ箱(削除)するだけである。

2. 撮影モードとオプション、画像編集の説明


2-1. 撮影モード


2-1-2. Video


 特に設定はない。
 アスペクト比の変更が出来ないが、解像度の変更が可能。

2-1-3. Standard


 通常の撮影モード。
 「Continuous shooting」をONにすると、連写するときに一々ピント合わせなどが発生しない。

 「High speed (low resolution)」をONにすると、(多分)連写性能が上がる。
 「Continuous shooting」とセットで使うべきか。
 画像のサイズは、iPhone4Sの場合、2448x3264と言うのが、480x640にまで下がるので注意。

2-1-4. Stabilizer


 手ブレが止んだときにシャッターを切ってくれるモード。
 一番甘い(シャッターを切りやすい)「Minimum」から、中間の「Medium」、一番厳しい設定の「Maximum」がある。
 昼間は「Minimum」でよくて、室内や夜間は「Maximum」を選択するのが良いだろう。

2-1-5. Timed


 タイマー撮影(集合写真の時に、シャッター切った後、列に並ぶってアレ)が出来る。
 最短2秒から最長30秒まで設定出来る。
 「Torch countdown」をONにすると、フラッシュの光でカウントダウンをしてくれる。

2-1-6. Multi-Expose


 最大六枚まで多重露光が出来る。
 「Auto adjust」をONにすると、一定の閾値以下の暗さが透明になり、OFFでは、単純に半透明にした写真を重ねるだけになる。
 この写真では、左側がON、右側がOFFだ。
 

2-1-7. Multi-Shot


 二枚、或いは四枚の写真を一枚の写真に並べて表示する。
 田の字型のアイコンは、通常の大きさで撮ったものを縮小して並べている。
 一方、左右や上下に二つ並べるものや、短冊状にしてあるものは、画面中央付近だけを拾うので注意。(特にガイド等は出てこない)

2-1-8. Timelaps


 タイムラスプが作れる。
 「Output」を「Photos」にすると大量の写真が出来上がる。写真をレタッチした後に動画を作りたい場合はこちら。「Video」にすると普通にビデオ画像として出力される。

 「VideoFPS」は、「Output」を「Video」にしたときの、フレームレートを設定出来る。

 「Interval (seconds)」は撮影する間隔。「1」にすれば、1秒ごとに撮影可能。

 「MaxDuration(min)」は、何分間撮影するかと言う事。「2」にすると2分間分のビデオが出来上がるわけではない。
 そもそも、こちらは、「Output」を「Photos」にしたときのオプションだ。

2-1-9. Long-Shutter


 長時間露光モード。

 「Sensitivity」で、感度を変更できる。「1/64」が一番暗くなる。
 「Exposure time」は、露出時間(秒)。「B」にすると、もう一度シャッターを押さない限り露出し続ける。
 「Exposure time (hardware)」は、画面のリフレッシュレート(露出時間)。 「std」が標準で、「1/8s」……最大「1s」まで設定出来る。
 リフレッシュレートを落とす(大きな数字にする)と、画面が明るく映る。星空なんかを撮るときのモード。

 解像度は、720x1280に落ちた(480x640と288x352にも変更できる。)上、EXIFに情報が補完されない。
 「Sensitivity」を変更しても、画面上のISO感度表示は変化しないので、本当の意味での感度かどうか怪しい……

2-1-10. Light-Trail


 長時間露出しながら、ペンライトかなんかで絵を描くアレをやるモード。
 カメラトスにも使える。
 こちらの解像度も「720x1280」、「480x640」、「288x352」から選択する。

2-1-11. Night-Snap


 「Shutter speed / Exposure time」は、名前に反して、「Long-Shutter」モードの「Exposure time (hardware)」と変わらない。
 iPhone標準のカメラだと、1/15sec以下のSS(ISO800)にならないが、こちらは最大1秒まで露出時間を延ばせるというモノ。
 「Long-Shutter」モードとの違いは、こちらは解像度が低下しないこと。

2-2. オプション


 基本設定のお話。(不明な部分が多いけど勘弁してね)
 

2-2-1. General


 「Capture Location」は、ジオタグを貼り付けるかどうか。デフォルトが「ON」なので、注意が必要。

 「Show Quick Messages」は、(多分)撮影中にメッセージが飛んできた時に、邪魔をして良いかどうか? だと思う。

 「Show Zoom」は、デジタルズームを許可するかどうか。「ON」にすると、撮影画面にスライダーが現れる。

 「Volume Shutter」は、ボリュームの「+」ボタンをシャッターとして利用するかどうか。
 カメラ型のiPhoneケースや、標準のイヤホンに付いているボリュームの「+」ボタンでシャッターが切れる。
 どういう訳か、暴走する事が多いので、今後改善されるかどうか……

2-2-2. Advanced


 「Video stabilization」は、そのまま読むと、ビデオ撮影時の手ブレ補正っぽく見えるんだけど、ON、OFFで変化があるようには思えなかった。
 ONのままで良いと思うけど。

 「Low Light Boost」は、僕のデバイスでは設定不可能とか言われた。
 iPhone5以降には、ローライトブーストモードという、ISO3200まで感度を拡張するモードがあるそうで、それを使うかどうかの選択。

 「Auto Save To Gallery」は、カメラロールにすぐに保存するかどうか。
 しかし、これをONにしても、このアプリのアルバムで一度画面を表示しないと転送されないので注意。
 ここでは、コピーが送られるだけなので、カメラロールに保存された後は、こちらのアルバムから削除しても、写真は消えない。

 「Include Videos」は、先の設定をビデオにも適用するかどうか。

2-2-3. Capture Quality


 「Configure Capture Format&Quality」ボタンを押すと、画面が変わって、保存する写真のクォリティを変更できる。
 上段の、「JPEG」と「TIFF」では、後者の方が無圧縮なので綺麗かつサイズが大きくなる。

 下の方にある、「JPEG Compression」は、JPEGの圧縮率を変更できる。
 「100」が一番クォリティが高いが、サイズも大きくなる。

2-3. 画像編集


 撮影した写真を編集できる。
 アルバムから写真を選択すると、上部に「BACK」と「EDIT」と言うボタンがある。
 下には、「投稿」のアイコンと、「虫眼鏡」と「ゴミ箱」がある。

 「投稿」ボタンは、先の説明と変わらない。
 「虫眼鏡」は、選択すると、撮影データ(撮影時間やサイズ、SS、ISO感度など)が表示され、また、左にスライドさせるとヒストグラム、撮影場所の地図(設定を切ってある場合は「No data」となる)が表示されます。
 「ゴミ箱」は当然削除です。

2-3-1. EDIT


 左上のフィルムっぽいアイコンで、「エフェクト」を切る事が出来る。(元から設定してないものは、変化しない)
 その隣の丸い矢印を選択すると、「Clear all edits」と「Revert to last save」の二項目があり、前者は、変更もエフェクトも全部消してしまう項目、後者は前回セーブした所まで戻る。

 左上の「DONE」を選択すると、セーブするかしないかを聞いて来ます。
 セーブしたところで、「Clear all edits」を押せば、変更なしの状態に戻るので、生データはアプリ内に残るモノと考えられます。

 レタッチツールは以下の通り、一通りのものが揃っています。
 この辺は、他のレタッチソフトにもある機能なので、直感的に扱えると思います。

送信者 他いろいろ

3.撮影


 他の高性能カメラアプリよろしく、フォーカスと測光点を自由に移動できる。
 カメラの撮影画面の上で、同時に二本指でタップすると、ピンクの四角い枠=フォーカスと、緑の丸い枠=測光点が分かれる。

 フォーカスを合わせたいところにピンクの四角を移動し、明るさの基準としたい位置に緑色の丸を持っていくと、マニュアルカメラのような写真を撮れるようになります。

4.まとめ


 美点は多彩な機能と、一つのアプリで大体のことが出来てしまうと言う便利さ。

 欠点は、何かにつけて遅いと言う事です。
 立ち上げも標準アプリほどではないし、撮影後に写真を確認するのにも数秒待たされます(iPhone4S)。

 ぱっと撮ってすぐに投稿するって言うよりも、iPhone使ってガチな写真を撮りたいって人向けのアプリとなっています。
 長時間露光など、iPhone用の三脚とか持ち歩いている人には、美味しい機能が豊富なので、すぐに使わないにしても、夜景の撮影など、いざと言う時に使えるかも知れないですね。