2013年1月12日土曜日

一眼レフを買う奴が増えてるらしいけどスマホのカメラよりいいの?

一眼レフを買う奴が増えてるらしいけどスマホのカメラよりいいの?
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/4376490.html


 「何がいいのか?」の定義によりけりだなと。

 フェラーリがいい車であるのは否定しないが、タダでくれてやると言われても、欲しいとは思わない。(否、許されるなら転売目的で有難く頂くが)
 それは僕の趣味でないからと言う事に他ならない。
 逆に、ハッセルブラッドに三桁万円のデジタルバック付けたのあげると言われれば、悦んで飛びつく。
 それは僕の趣味だからだ。

 フェラーリの良さは、車好きにしか分からないし、ハッセルブラッドやライカの良さは、それを持つ者や、持とうと思う者にしか分からない。
 自動車の趣味の外側にいる人に、プリウスとの優位性を示すことは出来ないのと同様に、一眼レフの事なんか一つも考えない人にとって、別に一つとして「いいところ」はない。
 だから、単に「そんなにいいの?」と言われる人に説明するのは、無駄な事かも知れない……


 私は、あるとき、バイクに興味を持った時期が僅かながらある。
 バイクに乗っている人に、その話をしたら「やめたほうがいい」と、その理由をあれこれ説明してくれた。
 今はバイクに乗らなくなったと言うなら兎も角、当人がその「やめたほうがいい」趣味の世界にいると言うのは、どうにも理屈の合わない事だ。
 詰まる所、僕が同好の士になる事を断固として避けたかったのだろう。
 多くのバイク乗りの人に失礼かも知れないが、僕の脳裏の中で、バイク乗りと言うのは「そういう狭量な人」と言う印象が抜けないでいる。

 あらゆる趣味の世界、初心者が這入り込もうとするとき、「興味本位が……」と腹を立てる馬鹿がいるが、人間興味を抱く所から始めなくて、何からスタートになるのだろうか? 興味本位こそ大歓迎である。
 体育会系のノリで上級者が初心者をいびるったり、また、閉鎖的な趣味となると、参加自体を拒む事もあるが、それはその趣味を荒廃させるだけである。
 間違っても、「お前の程度なら、スマホで十分だ」などと口走ってはならない。


 それと、写真の友を探すとき、あまり難しい事を要求する人間、自分のスタイルを押し付ける人間は、遠ざけておいてよい。具体的には私のような人間だ。
 「写真は難しいよ」と言う心の裏には、「その写真を趣味としている俺は頭がいい」と言う自惚れがある。
 そのような類の人間は、総じて、人の写真に否定的で、高圧的だったりする。写真に限らず、そう言う趣味人を何人か見た事がある。
 所詮は趣味だ。趣味が高じるのは、楽しくなった後からで良い。

 こう考えよう。
 今、車を所有せずに、カーシェアリングに切り換える人が増えている。都内に住んでいれば、公共交通機関とタクシーで済んでしまう。それと似たようなもので、子供の写真は大抵、写真館で撮れば事足りるとも言える。
 カメラを所有すると言う事は、車を所有する事と大きく変わらない。

 そして、例えば、車が好きだと言う事は、車を改造したり、速く走ったりすると言う事に限らない。
 何の変哲もないオバサンが、コンパクトカーに乗って、あちこち出かけるのが好きだと言うのも、車好きである事に違いない。
 だから、何を持つ、何を撮る、と言う事に関して、カメラの趣味とは……と言う事をアレコレ言うのはよそう。
 子供の写真を撮りたいだけの人に、「時代を貫く写真を撮れ」とか「決定的瞬間を逃すな」とか言う事を言っても仕方ない。
 そして、それを目指した人間が偉いというわけでもない。


 そうなると、あと、残りは、何に幾ら使えるのか? と言う話になる。
 「タバコを何本お吸いになりますか?」のコピペ、AKB版では「ベンツは握手してくれないだろ」と言うオチがあるが、カメラもそこに落ち着く。
 これも、金を掛けたから偉いと言う話にはならないのだけど。

 初心者がいきなりハイアマチュア、プロユースのカメラを買うと、「初心者じゃ使えないよ」と妬み言をぼやくジジイが沸くと言うが、ああいうのは基本、ゴミだから無視すれば良い。
 カメラを買う人が増える事は良いことだ。それが高額であれば高額であるほどよい。
 カメラメーカーが儲かれば、それだけレンズやカメラの開発に落とされる金額は増えるのだから。