2013年1月10日木曜日

Rollei35S

 このカメラ、本当にいいんですよ。
 フィルムカメラは、細かい事を考える人ほど使うべきだと思う。

 一つのものを、頑張って撮ろうとする。頭に大体のイメージはあるけど、なかなか上手く行かないときがある。
 デジカメだと、その場でそれが確認できるから、撮れるまで何枚も、何枚もシャッターを切る。
 でも、そう言う場合、家に帰って現像しようとすると、何一ついいものがない!

 要は、撮れないモノは撮れないのだ。
 だから、「撮れないモノは撮らない」と言う態度は、少なくともスナップをやっている人間には必要なんだと考えている。
 その点で、このカメラは潔い。
 シャッタースピードは1/500秒までしか上がらないので、開放絞りで撮る事は滅多にない。
 基本的に、絞って撮るカメラだ。ボケは必要ない。
 距離は目測だ。距離計などない。
 最短撮影距離は0.9mなので、小さなモノは撮れない。

 撮れないものだらけのカメラ故に、様々なモノが撮影対象になる。何でも撮らないと何も撮れないからだ。
 掌に収まり、ほどよい重量感が、握りしめる手を安定させる。
 ISO200のネガフィルムを入れれば、露出が多少いい加減でも充分に写る。
 解像度は悪くない。
 そう言うカメラだ。




 沈胴式レンズなので、携行するとき、レンズが邪魔にならない。
 ストロボも使えることは使える。(あんまし使わないけど)
 露出計は割と正確なので、別途露出計を買うなんて事はしなくてもいい。





 カメラは何かと大きいのが素晴らしいみたいな事言う人がいるけど、街をブラブラしながら撮るのは、やっぱりこう言う小さいカメラだ。





 って、何か写真、出せよって話だが、大体月1本ペースでフィルムを消費しているので、その時or何かの機会で紹介していく事にしよう……

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