2013年2月24日日曜日

一眼を使わない写真趣味④~フィルムカメラ②

 今度こそカメラ紹介です。

 今回は、無駄に高いカメラ、重いカメラは紹介しないって事で、ライカやコンタックス、ハッセルブラッドと言ったレンズ交換式のカメラは無視します。

 この辺は、ファンが多いので、情報も多い事でしょう。本もいっぱい出ています。頑張って勉強してくださいませ。

 中古カメラに関しては、それなりに流通していて、手に入れようと思えば、何とでもなるようなラインナップを心がけました。
 なので、「何であの名機が乗ってねぇんだよ!」と突っ込まれるような感じになると思いますが、初心者向けという部分も含めてご覧下さい。
 あと、一部の例外(AF、一眼レフ、二眼レフ、レンジファインダー)以外は、目測撮影か固定焦点になります。


 なんて言いつつ、ロモグラフィー(Lomography)ホルガ(HOLGA)の名前を覚えていれば、大体のトイカメは網羅したようなもの! (と言うと、怒られそうだな)
 この界隈は、オプションや派生が豊富なので、その方面でも楽しめます。
 取り敢えず、トイカメラでググって貰えればいいんじゃないかなとか。

 と、言う風なオチでは、話になんないので、ずらずらっと書いていきます。
 差し当たりは、初心者向きから。


○使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)
 今作っているところは、富士フイルムコダックだけです。
 カメラを持つのを迷っている人向け……数百円から手に入ります。
 現像代と含めても、二千円も出さずにフィルム写真体験が出来ます。

 固定焦点だし、シャッタースピードも絞りも固定です。つまり、考える必要は一切なし!
 フラッシュ付きなので、室内撮影も出来ます。
 普通に写真屋さんに置いてあるので、一度手にしてみてはどうでしょうか?

 世の中には好きな人がいて、使い捨てカメラのフィルムをリバーサルに入れ替えて使う人もいます。(但し、フラッシュの放電が危険なので、お勧めは出来ません)
 カメラの性能に左右されないので、写真としての腕が試されるので、ある意味玄人向けのカメラかも知れませんね。

AF/AE付きカメラ
 要は、フルオートのカメラですよ。
 デジカメ登場前夜のカメラは、大体全部、こんな感じの機能が付いていたんですけどね。
 でも、今になれば、殆どジャンク扱いですねぇ。って事で、ここでは、新品で手に入るのだけを紹介。

FUJIFILM NATURA CLASSICA
 ちょっと前まで生産されていた全自動の35mmフィルムカメラです。
 巻き上げも露出もフォーカスも全部オートです。でも、露出補正も出来るので、考えながら撮影する事も出来ます。
 28mmから56mmのズームレンズが付いているので、少しお気軽な感じですね。
 白と黒があり、白を新品で手に入れるのは難しいかも知れませんが、黒はまだ在庫があちこちにあるので探してみて下さい。
フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mm28-56(広角)2.8-5.40.4m1/360~2'
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
AFありなしプログラムAE
(露出補正可)
取付不可

○FUJIFILM KLASSE SKLASSE W
 単焦点レンズの付いたフィルムカメラです。
 こちらもフルオートで撮影出来ます。また、絞り優先AEも使えるので、絞りによる撮影の効果を利用できます。
 焦点距離は、Sの場合38mmと言う準標準レンズ、Wの場合は、28mmと言う広角レンズになります。
フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mmS=38(準標準)
W=28(広角)
2.80.4m1/1000~1/2,B
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
AFありなしプログラムAE
絞り優先AE
(露出補正可)
取付不可


AE付きカメラ
マニュアルフォーカスor固定焦点
 AEが付いているので、まだ露出のことを深く考える必要がありません。
 固定焦点だったり、何やらで、先のより不便なのですが、その分、色々試して、慣れていくと言う感覚としては楽しいカメラですね。

Lomo LC-A / LC-A+ / Lomo LC-Wide
 LC-Aは、ソ連のレニングラード光学器械合同(ЛОМО)の生産していたカメラで、写りが面白いって言うんで、ウィーンのアバンギャルドな人達に熱狂的な支持を受けていた。
 その後、LOMOはLC-Aの生産を終了。先の運動家がLomographyとして生産を始めたのがLC-A+。
 無印と+との違いは幾つかあるが、+では多重露光機能が付いていると覚えていればいい。
 当然、無印の方は入手困難である。

 Wideは17mmと言う超広角レンズを搭載したモデルで、Lomographyになってから作られたもの。
 オプションとかは、Lomographyのサイトを見れば分かるように、色々ありますので、買い足して楽しむ事も出来ます。
 また、後日説明することになると思いますが、インスタントフィルムが撮影出来るようになるオプションも存在しています。
フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mm+=32(広角)
Wide=17(超広角)
2.8+=0.8m
Wide=0.4m
1/500~2'
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
ゾーン
フォーカス
なしホット
シュー
プログラムAE
露出補正可
取付可


リコー オートハーフ
 昔のカメラです。当然、中古品を探してくるほかありません。でも、結構あちこちで見かけます。
 名前の通りハーフカメラで、通常の半分のサイズの写真を、通常の倍の枚数撮れます。
 初歩的なAEが入っていて、固定焦点のカメラなので、何も考えずにさくさく撮っていくのが吉なカメラです。
 焦点距離は25mmですが、ハーフ判なので35mm換算で35mmです。
 シンクロ接点が付いているので、フラッシュを取り付けることが可能です。ただ、専用のフラッシュを見つけるか、コールドシューを取り付ける金具を見つけないといけないので、購入時にお店に確認した方が良いです。
 小さくて可愛いですね。
フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mm
ハーフ
25(広角)2.82.5m1/125,1/30(固定)
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
固定焦点なしオプション
シンクロ接点あり
シャッター速度優先AE取付可


○キヤノン ダイアル35
 こちらも似たような仕様のハーフカメラ。
 変わった形なので、すぐ分かる。
 こっちはコールドシューもあるので、ストロボ用のパーツを探すのに苦労しなくて済みそうですね。
 焦点距離は若干標準寄りで、換算39.2mmです。
フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mm
ハーフ
28(準標準)2.82.5m1/250,1/30,B
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
ゾーン
フォーカス
なしコールドシュー
シンクロ接点あり
シャッター速度優先AE取付可


○オリンパス ペンEEシリーズ
 オリンパスペンは、廉価かつ高性能なカメラを目指して作られたハーフカメラです。
 様々な種類が出ていますが、他のはフルマニュアルなので、後でまとめて説明します。
 EEシリーズはAE搭載で、シャッタースピードや絞りを考えずに撮影出来るモデルです。
 固定焦点orゾーンフォーカスです。

フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
35mm
ハーフ
EE=28(準標準)
EES=30(準標準)
EE=3.5
2.8
1.5m1/250,1/30,B
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
EE=固定焦点
EES=ゾーン
EFはあり。EE-2とEE-3に
ホットシュー
シャッター速度優先AE
露出補正可
取付可


○オート110
 一眼レフは紹介しないと言いつつ、紹介します。
 オート110は名前の通り、ワンテンフィルムを使うカメラで、凄くちっちゃい一眼レフです。
 これでも一眼レフなんで、ファインダー覗きながらピント調節が出来ます。

フィルム焦点距離F値最短
撮影距離
SS
11018-70mm
単焦点から
ズームまで色々
2.81.5m1/750~1'
フォーカスフラッシュアクセサリー
シュー
露出制御レリーズ
ケーブル
マニュアル
フォーカス
オプション専用ストロボ用プログラムAE
(スーパーは
露出補正可)
取付可


 取り敢えず、フルマニュアルカメラや、露出を制御できないカメラは後回しにしました。
 古くて可愛いカメラは他にも沢山あるから、探してみて下さい……と、いい加減な振り方をして、次回に……


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