望遠レンズを、遠くのモノを撮るってだけの道具にしている人、いたりしませんか?
広角レンズの遠近感、望遠レンズの圧縮効果を利用して、意識的に画角を利用しましょうってお話。
って事で、先ずは15mm(35mm換算22.5mm)と言う広角で撮影した絵。
足が小さく、遠く見えます。一方、頭は大きくなっていますね。これが広角レンズの遠近感という奴です。ここまで来るとデフォルメの域ですけど。
次が28mm(35mm換算42mm)。つまり標準レンズ。
無難な感じですね。程よい遠近感があります。
これが50mm(35mm換算75mm)。中望遠レンズです。
頭から足先までバランスが良いように見えますね。
前二つに比べて、等身が大きく見えて、大人びているように感じます。
頭は大きくならず、足先は小さくならず……ポートレートに中望遠がよく使われる理由はこんな所にあります。
さて、これ以上、焦点距離を大きくすると、今度は遠近感がなくなってきます。
と、言う事で、何度も登場しますが、この写真です。
左のように、背景を大きく写したい(背景が富士山や雄大な景色だっりする)場合は、広角レンズを使います。
右のように、背景を整理したい場合や、遠くのものを被写体の大きさに引きつけて撮影する(例えば、道路標示がモデルで、後ろのトラックが遠景にある高層ビルだったりする)場合には、望遠レンズを使うものです。
と、言う事で、ズーミングをする時も、その画角が自分の撮りたいものに適しているかどうかと言う事を考えましょう。
かくいう自分も、メインの被写体を画面の中に入れる事だけを意識して、背景のことに意識が行かなくなってしまいがちですけど……
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