2013年2月5日火曜日

一眼を使わない写真趣味①~デジタル編

 何も高いカメラで撮った写真だけが写真じゃねぇ!
 って事で、ミラーレスにせよ、一眼レフにせよ、そういうの抜きで写真趣味を考えていこうと思う。
 同様の発想で、基本、高いカメラも避ける方向でお話を進める。

1.写真鑑賞

 いい写真を撮る為に、いい写真を見るというのはある。
 写真展に行く、写真集を見る。
 いい趣味だし、カメラ趣味の人にはちったぁ見習って欲しいところだけれど、ここで深く話すべき話じゃないので次。

2.ケイタイ/スマホのカメラ

 むしろ、制約の多い中で綺麗な写真を撮る、面白い写真を撮るというのは、なかなかどうして難しいモノで、一歩間違えれば、ジジイが退職金で買った1Dで撮った下手くそな写真より、よっぽど素晴らしい写真が撮れたりする。
 レンズやカメラの性能を自慢している人々には残念な話だが、実際そう言うものだ。

 ウサイン・ボルトは普通のスニーカーでも、我々よりずっと早く走るだろう。そして、我々が自分の足にチューニングしたスニーカーを履いたとしても、タイムは伸びるにしても、注目するタイムにはならない。
 (写真に100点はないが、仮に存在するとして)、ヘタクソなジジイが10~20ぐらいで頑張っているとしよう。それがカメラの性能で、1ポイント程度上がったところで、さして見栄えが上がるわけではない。プロは95~97点のポテンシャルを持っていて、そこに上乗せの1ポイントが加われば、より100%に近づく。
 それよりかは構図だの、作意だのの勉強をして、10~20ぐらいのポテンシャルを30とかぐらいまで向上させるべきではないだろうか?
 その点で、スマホのカメラはフェアな存在かも知れない。

 そう言う小難しい事は兎も角、様々なアプリで数多くのアートフィルターが用意されている。
 またスマホ/ケイタイ用のテレコン(望遠)、ワイコン(広角)、マクロ(近接)、PLフィルターの類は、わりとあちこちのメーカーから出ている。
 ガチャガチャに入っているようなものから、割としっかり目のものまで多種多様だ。 更に、一眼レフのレンズや望遠鏡を取り付けるアタッチメントも存在している。

 何はともあれ、何で撮ろうと、写真を撮ることが写真の趣味だと言える。
 道具を見て人を判断するような人間は、写真趣味ではなくカメラ趣味だ。友達になったところで、特に便利なことはないだろう。

3.普通のコンデジ

 そう、普通のコンデジです。そこらの家電量販店で売ってるカメラを指します。
 じゃぁ、普通じゃないコンデジって何よ? って話は、後半で。
 差し当たり、一通りの機能が揃っていて、大抵のカメラは露出補正も使えるので、それなりに「自分のイメージに近い写真を作る」事も出来る。

 フォーカスポイントは多くないが、半押ししてピントを決めたら動かすと言う事と、構図の勉強さえすれば、決して馬鹿に出来ない写真が撮れることだろう。

 レンズは暗いが、望遠側にしてモデルに近づけば、背景をボケさせた写真が撮れる。

 露出補正とは、全体的に明るめに撮るとか、暗めに撮るとかそういう事である。この一点を知るか否かで、写真を撮るときに考えることが一気に増えると言っても過言ではない。

 また、各種のシーンモードを有効に使えば、様々な場面で面白い撮影も出来る。
 動きのあるものを夜景モードで撮ると、被写体ぶれを起こすが、その被写体に追随するようにカメラを動かせば、それは即ち流し撮りになる。
 フラッシュの発光の有無やシャッタースピードがどうなっているのか? と言う事を考えながら撮ると、絞り値やシャッタースピードを触らなくても、幅広い撮影が出来る事に気付くはずだ。

 フラッシュをバウンスさせる、デフューズさせるなどの方法(+露出補正)を使えば、ポートレートももっと格好いいものになるに違いない。

 このように、工夫と知識、そして構図的なセンスで勝負する余地は充分にある。
 最近のカメラは優秀で、笑ったらシャッターが切れるとか、ペットが振り向くと切れるとか、そう言う機能が普通に付いているから、シャッターチャンスという面では、一眼レフよりいい写真が撮れるかも知れない……おべっかではなく、割と本当に。

4.高級コンデジ

 普通じゃないコンデジその1。
 何が普通じゃないって、レンズが明るいし、絞りやシャッタースピードを自分でいじる事が出来る。
 大体、いいレンズを使っているし、センサーサイズも大きめだから、画質が良い。

 画質の良さは、良い写真を撮らないことには全く意味のないことだが、撮った写真の画質がいいと、何だか、自分の腕が良くなったように思えるから不思議なものである。
 だから、色々楽しくなって、次々に写真を撮る。
 その時、ちゃんと上手い写真を撮ろうと、学ぶ姿勢を持ち続ければ……上手い写真が撮れるようになるだろう。

 写真は、基本的に絞りとシャッタースピードを選ぶことによって作りたい絵を決める事が出来る。
 と、言う事で、この二つを自由に操作できる事は、写真を趣味にする者にとって、なかなか楽しいことである。
 オプションにテレコンやワイコン、外付けフラッシュを付けられる機種もあるので、拡張性の高さも楽しみを増やす一因である。

 基本的には、一眼レフと同じ事を考えながら撮影すれば良い。
 例外があるとすれば、レンズが交換できないと言う程度だろう。
 一眼レフよりも軽量で動きやすいので、スナップショットをするなら、こちらのカメラの方が優れていると言っても過言ではない。
 二十万円を超えるような機種もあるので、お金はあるけど、一眼レフ持つのは嫌だって人は、結構、格好が付くのではないだろうか。

5.トイデジ

 そして、もう一つの普通じゃないコンデジである。
 トイデジタルカメラの略。
 概ね一万円しないカメラの事で、低い画素数、暗いレンズ……と言う事情から、画質は悪い。
 しかし、その画質の悪さを楽しむのがトイカメラの醍醐味である。
 また、小さく、可愛い形状をしているので、写真の撮れるキーホルダーと見てもよい。

 さて、トイデジは基本的に、キーホルダーサイズのものが多いが、VIVICAMのような商品もトイデジ扱いされている。(値段だって一万を超える……特価品の国産メーカーのコンデジより高い!)
 この辺の区別は、どう付けたらいいのか難しいところだが、要は「雑貨屋さんが好んで扱いそうなカメラ」と見ればいい。
 決して性能のよいカメラではない。そのカメラを楽しんで使うって事が、トイカメラ道なのだろう。

 何にしても、一台一台は安いので、何台も買って撮り比べて楽しいものを見つけるのはよい趣味だ。
 勿論、構図云々が重要になるのは言うまでもない。


 今日はこの辺にしておく。
 次はフィルム中心にお話しします。