『ニコンの新製品一眼レフカメラ「D750」はなぜ一部のユーザーに叩かれたのか』とか言う、アレな記事を読んでみたので、アンサーネタとして書いてみる。
D750で悪いのは、単に名前だけだ。
D620ではなく、わざわざD750なんて名前にしたのは、要はフルサイズエントリー一眼レフをD600系として残したかったと言う事情があったのだろう。
一つだけ懸念があるとすれば、D620が出てきた時、D750の悩ましい性能差となった場合だ。
D7100とD5300のような関係である。そろそろ、D7200が出てくるべきなのに、噂の一つ聞こえてこない。
D610には6DのようなWi-FiやGPSを搭載していない。発売は6Dよりも後なのにだ。
しかし、逆に考えると、D750の後に6D Mark.2が出てきたとしたら、同じような価格帯の商品として戦えるかもしれない。
そして、D620は、更に価格を下げて、6Dよりも低価格勝負を仕掛けるかも知れない。
ぶっちゃけて言えば、ニコンファンは、キヤノンに対するコンプレックスを持っているから、D810が出た時点で、5Dの対抗馬に当たるラインナップには興味がないのかもしれない。
そう考えると、むしろ、ニコンの戦略として、D700系は6Dに挑戦するカメラなのかも知れない。
初動の時点で、ボディ20万円と言うのは、6Dと比べて悪い価格じゃない。
そうなると、今度は、D600系の存在意義が問題だ。
D600の発表直後のボディ価格は20万円を越えるぐらいだったのに、D610は18万円台だったりした。順当に、この方向に伸びていくなら、D600系は低価格エントリーの地位をはっきりさせられるかもしれない。
その方向で、整理するなら、D810は5Dのちょっと上。D750は6Dの対抗馬。そんでもって、D620(出るなら)は、別の所から流入するエントリー層を狙っているのかも知れない。
別の所とは、APS-Cの事である。
D7200がこんなにも出てこない事を考えるなら……そして、更にAPS-Cのカメラのラインナップが絞られるなら、ニコンはフルサイズの一眼レフだけで勝負したいのではないのか? と思えてくるのだ。
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