2013年6月19日水曜日

【ドール注意】絞りvsISO感度

 さて、以下の写真をご覧あれ。
 50mmを使って、開放で撮りました。
 頭頂部に偽色が出ていますが、背景を液晶モニターするという、手抜き撮影をした結果です。ここは、あまり気にして貰わないとして……眠い写真ですね。どうしようもないですね。

絞り:1.4
シャッタースピード:1/200
ISO感度:200

 ISO感度に気を取られて、開放で撮ってしまって、なんだか眠い写真を撮っていませんか?
 って事で、室内照明だけでドールを撮ったらどうなるか? って事で、ひとネタ書きます。

 強い照明がない環境では、絞りを開いて、シャッタースピードを落として、ISO感度を上げるしかないです。

 手ぶれ補正がいくら利くと言っても、室内撮影ではギリギリの範囲を超えてしまいます。

 本来ならば、その為に照明機材を調達するとか、ガイドナンバーの大きなストロボを用意するしかないのですが……そんなにお金ないものね。そうじゃなくても、照明機材が使えない場面って言うのもあります。

 そんな訳で登場するのが、増感です。要するに、ISO感度の設定を上げてやるだけです。
 ISO感度を上げると画質が下がるから、頑なにISO100とかデフォ感度で頑張っていませんか?

 僕のカメラはもう、古いので、最新の増感性能がどうのこうの……という話はしません。
 何が言いたいかというと、ISO感度を犠牲にした方が良い場合だってあるんだよ! と言う事です。
 と、言う事で、次の写真。



絞り:2.0
シャッタースピード:1/100
ISO感度:200
 一段だけ絞ります。
 奥の目がボケてて、なんかちょっと不格好かなぁ。
 バランスボールに座ってMFを合わせると言う横着なプレイの為に、シャッタースピードを1/100秒以上に上げたくありません。


絞り:2.8
シャッタースピード:1/100
ISO感度:400
 って事で、ISO感度を一段階上げて一段絞るとこうなる。
 まだ若干眠いですなぁ。


絞り:4.0
シャッタースピード:1/100
ISO感度:800
 おお、この辺がよいのではないでしょうか?
 ISO800と言えば、当時、実用的だと言われてましたね――現像するときにアラが見えますがorz


絞り:5.6
シャッタースピード:1/100
ISO感度:1600
 こちらも捨てがたい……っていうか、照明が十分ならISO200にして、普通にF5.6ぐらいで撮りますな。
 しかし、拡大すると、ノイズが目立って来るので、引き延ばすことは厳しいですね。


絞り:8.0
シャッタースピード:1/100
ISO感度:3200
 もう、凄くノイジーで、彩度も落ちてますねぇ。
 これは使えませんね……って、F8まで絞るって場面もそんなにないのですけど。


 ざっとこんな感じです。
 眠い写真を撮ったときの原因は三つ。
 一つは、被写界深度が浅すぎる。
 二つ目は、ピントが違う所に合っている。
 三つは手ぶれ、被写体ぶれを起こしている。

 このレンズAFのピンが甘いんだよなぁ。とか言ってる人は、大抵二番と三番だったりします。
 いろいろ気をつけましょう(あ

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