2012年12月28日金曜日

ストロボの話

 お金のない素人は、ライティングを色々工夫しようにも、先立つものがない。大体、そこまで覚悟を決めて写真を撮っているわけでもないので、限られた道具をなるべく有効に利用するしかない。

 何にしても、"なるべく"いい写真を撮りたいものだ。
 と、言う訳で、今回は、あんまり格好の付く話ではないけど、お金を浮かしてライティングを少しだけマシにする方法。


 その前にストロボ選びの簡単な話。

 ストロボ選びで要点になるのは二つ。
 一つは、ガイドナンバー。
 単純に、どれぐらい明るい光を出してくれるかという事だ。当然明るい方がいいに決まっているので、大きいほどよいのだけど……

 試しに価格COMで検索を掛けてみよう。
 ガイドナンバーを50以上にする。
 すると、SIGMAの「ELECTRONIC FLASH EF-610 DG ST」がトップに出てくるけれど、NikonのSB-910が全く出てこない。
 さて、これはどういうことだろう?
 これは、照射角の問題だ。
 SB-910のページを見てみると、
ガイドナンバー(照射角35mm、FXフォーマット、スタンダード配光時、20℃)
34(ISO 100・m)/48(ISO 200・m)
とか出てくる。
 一方、EF-610のページを見ると、

ZOOM24mm28mm35mm50mm70mm85mm105mm
G.N.34353646525661
とある。
 要は、あんまり真面目に比較していないのだ。
 と、言う事で、一々メーカーサイトまで行って調べた方がいいかも。


 ストロボ選びのもう一つのポイントは、首振り。
 ガイドナンバーよりもある意味重要なのは、どれぐらい首が振れるかだ。
 つまり、発光の向きをどの方向へ持って行けるかと言う事だ。
 例えばSB-400なんてストロボは、上下にしか向けられないので、カメラを縦向きにすると、天井にバウンスさせる事が出来ない。

 他にはワイヤレスライティングが出来るとか、スレーブ発光出来るとか、いろいろ出てくるのですが、それは、またいずれ……


 さて、ストロボについて検索すると、結構な確率でガイドナンバーの計算方法にぶち当たります。
 でも、今日日のストロボは自分で勝手に発光量を計算してくれるので、別にあれこれ考える必要はない。
 それにデジカメは、トライアル・アンド・エラーが幾らでも出来るし、プロみたいに15分で必要な絵を全部用意しろとか言われないので、その場その場で、補正をすればよいのだし……第一、バウンスさせるつもりなんだから、まともに計算なんて出来やしないよ。

 プロの人は、それに対応するために、自腹でスタジオ借りて勉強したりするらしいので、いろんな余裕がある人は、そういうのの真似事をするのは悪くないだろう。


 何にしても、僕にはモデルになってくれる人物もいないし、モデルを雇って撮影したい! ってほど余裕もない人なので、家の中で写真を撮るばかりです。
 ライティングと行っても、今回使用するのは、中級モデルのクリップオンストロボです。

 先ず、何にもなしにISO感度だけ上げて撮ってみるとこうなる。顔に影が出来てダサイですねぇ。


 内蔵ストロボをそのまま撮影。所々テカってますね。迂路の影がキツいですねぇ。影も少し、顔に掛かってるし……


 クリップオンのストロボを直に当てるとこうなる。一応、市販の箱形のデフューザー入っているので、内蔵ストロボよりか、てかりとかが少なくて、まぁ、マシかなぁ。


 天井にバウンスさせます。いろいろ柔らかくなってきてますね。当然、光量が減るのでストロボが弱いと厳しくなってきます……ドールだと撮影距離が短くて済みますが、人間だと"もっと光を!"となります。


 背後にバウンスさせます。顔に入る影が自然ですね。背後の影も弱くて嬉しいですねぇ。勿論、天井よりも光量に制限が出てきますから……もっといいストロボが欲しくなるわけです。
 とは言え、コレが出来るのは、自室が狭いから。撮影位置から背後の壁まで1メートルばかり。
 大きな部屋で撮影するときには使えないテクニックになりますね。


 そんなわけで、こんなデフューザーを作りました。
 台形に切ったプラ板に布をくっつけて、マジックテープを縫い付けただけです。
 制作費は三百円程度ですかね。余ってた材料で作りました。

 特にコレと言って、複雑な加工をしていないので、簡単に作れるはずです。
(内蔵ストロボ用のデフューザーは、いつか、その気になったときにでも作ります……)


 そうして、撮影したのがコレ。天井バウンスぐらいは効果があるんじゃないんでしょうか?
 市販のバウンスもそんなに高い物でもないので、予算に余裕があれば、片っ端から試してみるって手もありますけどね。


※なお、この改造を参考にして、カメラ並びに周辺機器に不具合が生じたとしても、何人も責任を問われないものとします。