2012年12月30日日曜日

お年玉で何を買うか(一万円ちょっとで手に入るカメラ用品)

 お年玉貰うような歳じゃなくて、あげるような歳ですが、ボーナスを何に使う? みたいな話はちょっと違う。
 「ボーナス、何ソレ美味いの?」側の人間なので、ソレも厳しいからだ。
 大体、ボーナスで何を買う? なんてやると、サンニッパからレンズキャップまで様々になるじゃないですか!
 って事で、今回は一万円前後までで買えるアイテムをピックアップしよう。
 来年ぐらいまでブログが続いていたら、きっと使い古しになるだろう。

 この時期だと、Amazonのセールが走っていたり、ニコンダイレクトの福袋が気になったりしますが、まぁ、それはそれとして……


 以下、色々書きますが、お安い単焦点レンズを買っておけば間違いありません。
 次に、テレコンやワイコン、そしてマクロ機材が入ってきそうです。
 ストロボはお金貯めて、ミドルクラス以上を買った方がいいです。
 今の撮影機材に満足しているなら、ストラップを新調したり、ジャケットを換えたりするのはどうでしょうか?


 それでは行きます。

○真面目なレンズ

真面目なレンズで買うとなると、やっぱり安い単焦点レンズとなりますかね……
 Canonの50mmF1.8、SIGMAの19mmF2.8や30mmF2.8辺りはお値頃感がありますね。
 単焦点だし、人をレンズ沼に誘うためのレンズなので、写りはきっといいはず。
 ズームレンズは……どうしても必要なレンズ? と疑うようなものばかりなので、考えなくてもいいかな。

 PentaxのQ用のレンズは数千円からあるので、古い方のQを安く買った人は、レンズを買い足してみては如何でしょうか。

 マイクロフォーサーズの人は、ボディーキャップレンズ BCL-1580を買うのがいいでしょう。15mm、F8固定でマニュアルフォーカスですが、案外綺麗に撮れるものだって言うんで、スナップショット瑞光と言う名前を貰ったぐらい。

 マニュアルレンズでもいいって言うなら、中古レンズを探すのも悪くない。
 バルク品コーナーは、分解清掃とかしなくちゃ使い物にならんものばかりだけど、ショーケースに入っているものは、大体問題なく使えると思う……
 ただ、レンズによってはマウントの問題や、それ以外の問題もあるので、ちゃんと勉強してからにしたほうがいいです。(同じメーカーのカメラを使っている友達に聞くというのが一番安心)

○真面目じゃない方のレンズ

俗に言うトイレンズ。ぶっちゃけ、すぐ飽きる……
 この前の記事の「変なレンズ」コーナーの所は、大体、一万円以内で買えるものばかり。
 そんな感じで……

○テレコン

テレコンとは、装備するだけで焦点距離が伸びるという代物。
 レンズフロントに付けるのとレンズとボディの間(リア)に付けるのとの二種類がある。

 リアに付けるタイプは、様々な制約があるので、レンズキットのカメラを買ったような人にはあまりお勧め出来ない。具体的には開放F4以上の望遠レンズじゃないと使わない方がいい。
 フロントに付けるタイプは、レンズキットのレンズに装着する事を前提に作られたモノが多いので、初心者向きと言えば初心者向き。

 リアのテレコンで1万ナンボってのは、ケンコーのテレプラスぐらいですね。
 当然、純正には適わないので、後日純正品が欲しくなると言う症状が発生するようです。
 フロントタイプは、サードパーティからも沢山出てますが、純正品もお安いので、そちらの方でいいんじゃないでしょうか。

○ワイコン

今度はワイドになる方のアイテムです。
 こちらはフロントに付けるタイプのみです(リアもないこたぁないが)。事情はテレコンと同じなので、説明を省きます。
 魚眼撮影できるフィッシュアイアダプターというのも同族です。

○マクロ機材

マクロ撮影は、カメラを近づけて、より小さいモノを撮影することです。(正確な表現ではないですが)
 フロントに付けるクローズアップレンズと、リアに付ける接写リング、あとリバースアダプターと言うモノがあります。

 クローズアップレンズは、レンズフロントのネジに虫眼鏡を付けるイメージです。
 各社から様々な倍率、そしてレンズ径に合わせて商品を用意しています。
 値段もお安いです。

 接写リングは、基本的にどのレンズにも付きます。(使えるかどうかは別として)
 クローズアップレンズよりは画質がいいはずです。
 ケンコーの接写リングセットが各マウントに合わせて作っています。

 リバースアダプターは、レンズのフロントとリアをひっくり返して撮影できると言う道具です。
 当然マニュアルフォーカスになり、場合によっては最小絞りでしか撮影できなくなります。
 後玉を被写体に近づけるので、ちょっと精神衛生的に厳しいですね。

○フィルター

クローズアップレンズと同じように、レンズのフロントに取り付ける事によって、様々な効果を得られると言うシロモノです。と言うか、クローズアップレンズもフィルターの仲間扱いされますね。
 プロテクターを買っている人も多いはず。

 プロテクターいらねぇよって人が、レンズをごしごし磨いてコーティングを剥がしているのは微笑ましいですね。
 精神論大好きな日本人は、そんなモン付けてるから、レンズを大切にしないんだ! って人もいますが。まぁ、どっちがいいかは人それぞれです。
※最近のハードコートを舐めるんじゃねぇと言うお言葉を頂いた。
 結局何がええのかわからんよーになってきた。

 プロテクター以外に買って損がないものと言えば、C-PLフィルターとNDフィルターぐらい。
 C-PLフィルターは、円偏向フィルターとも言いまして、空が綺麗に写るとか、ガラスや水面の透過率をコントロール出来ます。
 窓の向こう側を撮りたいけど、外の景色が映り込んでしまうとか、逆に水面に反射した景色が綺麗だけどカメラで撮ると、反射がイマイチだとか、そんなときに使えます。

 NDフィルターは、開放絞りでスローシンクロしたいとか、開放絞りで流し撮りしたいとか、かなり明るい環境だけど開放絞りで撮りたいとか……シャッタースピード、絞りの二つが決まっているけど、それ以外の方法で明るさを押さえたい時に使います。
 また、特殊な用途としては太陽黒点や日蝕を撮りたいって場合の専用フィルターもあったりします。
 明るさを四分の一にするのと、八分の一にするのの二種類が一般的です。
 自由に明るさを変えられる可変NDフィルターと言うモノがありますが、予算的にはちょっと……安いのもありますが。

 UVフィルターの類は、そもそもレンズにUVカットのコートが入っているから特にいらないし、色を整える類も、RAWいじればええやん? とか思います。ソフトフィルターもレタッチでいいんじゃないんですか?
 いやまぁ、付けた方が綺麗なのかも知れませんが……
 クロスフィルター(照明や星が十字に光る)はどうだろうなぁ。

○マウントアダプター

多分、あまり利用することはないと思いますが、別のマウントのレンズを取り付けることの出来るアダプターです。
 中古レンズ漁りをやってますって人は持っていて悪くないですが……レンズ沼が一層深くなります。

○三脚と一脚

思ったよりも使いどころが少ないですよ……

 イルミネーション撮りましょうってんで、歩道で三脚立てるとか。
 桜をマクロで撮りましょうってんで、公園の通路に三脚立てるとか。
 電車撮りますってんで、ホームに三脚立てるとか。
 そーいう恥知らずな事やれる人は(ry

 でも、まぁ、漠然と使ったら撮れるだろうなぁとか思うなら、どういうシチエーションで、どんな写真を、どれほどの頻度で撮影するか考えて買った方がよさそうです。
 そう考えると、一脚の方がよっぽど使えそうな気がします。

 先ずは、積載重量を確認。自分のカメラと、将来買いそうなレンズを足した重量より大きいの買わないと、コケてカメラ壊したり、人に迷惑掛けたとき、泣くに泣けないのでそこだけは守りましょう。
 と、1万3千円までで買える三脚見ると、大体3kgまでですね。普通にレンズキット載っける分には足りますので、問題ないと言えば問題ありませんが。
 あと、雲台がちゃんと付いているかどうかは確認して下さいね。雲台別売りって案外多いので。

 ストロボ載っけるだけだとか、トイカメ使ってますって言う人なら、二、三千円ぐらいの三脚で充分ですね。

○ストロボ

一万ナンボで買えるようなクリップオンのストロボは、どうせ、マトモに首が振れないんだから(上下に振れても左右は固定とか)、もう少しお金貯めて買いなさい。

 ただ、室内撮影をよくやりますって向きには、スレーブ機能を持ったストロボを使って、多灯撮影を行うって言う手もあります。
※スレーブ機能=カメラ側のストロボの発光を受けて発光する機能のこと

 サードパーティのストロボで、この機能がある1万3千円以下のストロボは以下の三つ。


・モーリスのヒカル小町シリーズ
・サンパックPF20XD
・ニッシンのDi466


 他には、スレーブユニット(三千円程度)を買って、適当なストロボと接続するって方法もあります。
 まぁ、しかし、純正のワイヤレスライティングを装備したストロボ買った方が、何かと便利だと言えるんですが……

 ストロボではないですが、家の中でブツ撮りをするなら、照明を買うのも悪くないです……が外に持ち出すことは殆ど出来ないからなぁ。

○カメラ用のリモコン(リモートケーブル)とかいろいろ

リモコンはサードパーティの安物で十分だよ……と。(天体撮影とかで、時間をきっちりしたバルブ撮影やる場合は例外)
 三脚買ったらついでに買った方がいい。むしろ買え。

 GPSユニットがギリギリ買えない! 旅行とかするならあった方が面白いけど、精度は悪いので参考までに……

○ファインダーがらみ

バリアングル液晶モニターなら、アングルファインダーはいらんかもなぁ。
 使うにしても、よっぽどのローアングルなので、虫とか花とかを撮るって人向け……だと思う。他の用途があったら教えて下さい(汗

 (ミラーレスなど)ファインダーのないカメラは、電子ビューファインダー(EVF)を買っておいた方がよい。何だかんだで、顔に密着させて撮った方がカメラが安定するから。
 とはいえ、撮影スタイルに影響するので、今で十分って人には無理強いしないけど。(肩の力を抜いて撮れるから、そっちの方が楽だという向きもあるだろうし)

 接眼補助レンズは、近視や遠視の人がファインダーを覗いたとき、ファインダーがはっきり見えない時に使う道具。
 マニュアルレンズを使う人必須! と言いたい所だけど、フォーカスエイド相手にしていれば別にいらないか。
 ニコンの場合は、マイナスが近視用、プラスが遠視用となっている。 一番数字の大きいのを買ってみればいいと思う。
 僕の場合、どれがいいかって、店員に質問してもまともに回答しないので、何個かムダに買う羽目になった。

○ドレスアップ関係……ストラップとかジャケットとか

純正品はダサイのでお好きなのを買えば良いと思います。
 首から提げるのが嫌いな人が、手首に巻いていたりしますが、そう言う人の為にハンドストラップと言うモノがあります。ちゃんとしたモノを買いましょう。

 ジャケットもお洒落なのが多いです。
 見た目を良くした所で、写真の写りが変わるわけじゃないし……って言う人は、せいぜいいい写真を撮って下さいな。
 カメラは持つ所から楽しまなくちゃね。

○カメラ

と言っても、その値段で買えるのは、トイカメラとか、トイデジとかですけどね。

 トイデジは……
 プラスチック製のちっこいトイカメは数千円前後。雑貨屋に行くとよく置いてあるアレですよ。
 通販でも取り扱っている所は多数あるので、興味があれば調べた方がいいですね。

 トイカメは、安いのは安いですが、HOLGA辺りだとオプションが豊富ですので、アレコレ欲しくなって危険です。
 それに加えて、フィルムスキャナ(数千円から)が必要になりますから、色々厳しくなります。(しかも、HOLGAやDiana+は120フォーマットだったりするので、もっと大きいスキャナが必要になる)
 HOLGA135、Lomographyの中で気に入ったの、大人の科学二眼レフ、LastCamera辺りで何か見つければいいんじゃないですかね? こっちも雑貨屋さんによく置いてあるタイプのカメラです。
 ああ、くま35シリーズだと千円で済みます。

 他には……スメナ8M(スメハチ)あたりの中古カメラかな?
 中古カメラ買うのに、わざわざ(フィルムの)Kissとか買う人はいないでしょう。
 どーせ買うなら、面白そうなカメラの方がいいですね。
 スメハチは、雑貨屋さんとかで買うと状態のいいのを厳選しているのか、そこそこの値段だったりしますが、中古カメラ屋を覗くと、五千円でおつりが出るほどのものがあったはず。
 あとは、オリンパス ペンとかリコー オートハーフとかかな?
 ハーフカメラは、通常の倍の枚数撮れるのでお得感があります。

 他には、インスタントカメラと言う手もある。
 ポラロイドの中古カメラは、SX-70みたいな人気機種でなければ、1万円ちょいで買えます。
 或いは、フジフィルムのチェキなんかはお安い上に、マクロレンズやワイコンなんかが売ってたりします。
 まー、女子会とか、リア充的なイベントとか、そういう所でしか役に立ちそうな気がしないですがな……


 ざっとこんな所です。カメラ機材となると、何万円もするものばかりってイメージですが、結構買えるものがあるでしょ?

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