2014年5月18日日曜日

非レンズ交換式デジタルカメラ

 ブリッジカメラ(ネオ一眼)を含めるとこんな名称になりそうだ。
 どう考えてもコンパクトじゃねぇからな。

 何にしても、非一眼カメラで生き残りを賭けるには、物理的かつ、明確な付加価値を付ける必要がある。
 デジタル処理の量で考えたら、それはネットに常に繋がっているスマホに適うものではない。顔認識だって、ケイタイカメラにはなかったが、スマホには搭載されている。これは、スマホが高性能になったからで、つまり、スマホが進化する以上、ソフトウェア的な新機能は直ちに追随されてしまうのだ。

 価格の面を考えたって、スマホ一台とコンデジ一台が殆ど同じ値段なら、スマホを買うに決まっている。(画質が多少良くても、大半は気にしないし)
 だから、価格で勝負しようと言うのなら、それよりもずっとずっと低価格で攻めなければならないだろう。

 って、事で幾つかの方向を考えてみよう。


○高級カメラ

 もう、利幅とか諸々考えたら、コレしかないんじゃないか? ってぐらいのポジションなんだが、ある程度、ブランド名が通ってないと意味のない路線とも言える。

 明るいレンズと大きめのセンサーを搭載して、拡張性もそこそこあると言う豪華仕様。
 しかし、待てよ、ここまで盛り込むと、ガタイが大きくなりすぎやしないか?

 そうなんだよ。大きいのが多いんだよ!
 冷静に考えると、そこまでするなら、ミラーレスの中の小型のモデルを選んだ方がいいんじゃない?
 ってなってしまうのだ。


 勿論、この手のカメラは、その部分を割り切った大人の選択とも言えるのだけど、そう言える層が、全体に対してどれぐらいいるだろうか?
 一歩間違えれば、一世代前のミラーレスのセットが変えてしまう値段。
 性能差は、なかなか区別が付かない……となると、売っていくのが難しいと思うのだよ。


○ブリッジカメラ(ネオ一眼)

 それよりか、明確に差別化出来るのは、こちらだ。
 光学20倍から50倍もあるってんで、スマホじゃ絶対に撮れないだろうってのが明確で大変よい。
 尤も、換算1200mmって使う事あるのかよ? とか思ってしまったりするのだが、そんなことは言ってはいけない。

 こいつぁ、一時期流行ったアートフィルターみたく、カタログに載っているだけで欲しくなるキーワードだから、商売上しゃぁないねぇ。

 高倍率故に、レンズがデカくなるわけだが、50倍ズームなんかが欲しくなるんだから、コンパクトさなんか考えちゃいないね。
 それに、この手のカメラは、一眼レフやミラーレスに比べると随分軽い訳で、その意味では、コンパクト的と言えるだろう。

 これも、コンデジより高くなるから、利幅がよいのだろう。あっちこっちのメーカーから出ている。


○防水、耐衝撃

 防水と防滴を勘違いするなよ? と言うカメラ。
 アウトドアカメラとか言うけど、普通のデジカメでもアウトドアで使うだろ……と言う突っ込みは無粋だ。

 要するに、水遊びしながら撮れるカメラ。
 尤も、防水のレベルも様々だから、沖縄にダイビングしたときに撮りに行きたい! と言う希望を叶えるかどうかは、カタログを読んでくれとしか。(大体のモデルが大丈夫っぽいけどね)

 とは言え、ダイビング用品のサイト見ると、ダイビング向けスマホケース(水深40m防水)とか存在するから、何とも言えない。(光の屈折率が違うから、その部分を考慮したデジカメの方が綺麗に映るのは間違いなさそうだけど)

 コレも誰が最初に始めたか知らないが、気付かぬうちに大体のメーカーが手を付けている分野になっている。


○スマホ連携

 要は、QX10/QX100なんだけど、一眼レフでも写真をそのままスマホに流し込めるオプションとかあるから、スマホ連携に特化したカメラが売れるのか謎。

 スマホのカメラには満足出来ない人は、多少コンパクトである事よりも、カメラスペックを大切にすると思うし、別のカメラを取り出すのが面倒な人は、相手が一眼レフだろうか、QX10だろうが、面倒だと思うんだがなぁ。

 デジカメにAndroidを導入したとかちょこちょこあるけど、コンデジに搭載するぐらいなら、ミラーレスだの一眼レフだのに搭載した方が便利っぽいし、最悪WiFi搭載SDカードを使えば何とでもなるので、この分野が伸びるのは難しいんじゃない? ってのが、以前からの僕の意見。


○子供向け

 って、あんましないけど、ニコンが出していたなぁ……
 子供が写真撮るときに何使う? って言ったら、殆どDSを使います。ケイタイ持ってない子でもDSは持っていたりします。
 さもなくば、親のお下がりを持っているし、あんまし、この分野は伸びそうにないねぇ。


○トイデジ

 この前にも書いたけど、上手く立ち回れば、そこそこ行けるんじゃない? と言う部分もあるけど、市場がむっちゃちっちゃいので、余程喰うに困らないと足を踏み入れるかどうか怪しげな世界だ。

 そこそこ心を掴めば、ロングテールになるのは間違いないけど、やっぱり、サブカル系なんで、マスではないよなぁ。

 そこで思うのは、高付加価値のトイデジってどうだろうか?
 トイデジって言うか、ミノックスみたいな掌に収まるけど、高性能なデジカメなんか!

 とか思うが、ソニーのクオリアシリーズなんてもんが、その昔あったのを思い出した。
 やっぱダメなんじゃないか!


○まとめ

 何にしても、触って貰わないことには、写真体験とは何か? が分からないんだよなぁ。
 画質が良いって具体的にどういうこと? とか、この機能が何の役に立つの? とかね。

 漠然と良い写真を見て、良い写真と思っても、それが自分にも撮れるモノだと思わなければ、それをやろうとは思わない訳です。

 ものづくりにせよ、運動にせよ、色んな趣味があるけれど、自分でもそれが出来るのだと言う感触がなければ、誰もそれを始めることなんて出来ない。

 これはあらゆる趣味に言える事だよなぁ。
 なまじ、誰もが持っているケイタイにカメラが搭載されている以上、それを教えるのは、更に困難な事なのかも知れない。


 で、ここで思うのが、コスプレやドール、鉄道写真の世界。
 一定のクォリティの写真を撮れる人が、割と身近にいるんですよ。
 それ故に、オフ会なんかに参加すると、連鎖反応的に一眼レフを買い始めるという恐ろしい状況に発展する。

 ドールの世界も、コスプレの世界も、その昔は、一眼レフなんて持っている人は、殆どいなかったって言う。
 逆を言えば、色々な分野で写真に関わるところに、強引にでも売り込んでいったらいいんじゃないかなぁ。

 って、具体的にどんな分野があったっけ?