2015年5月31日日曜日

知多牧場

送信者 その他の場所

 大津通のコスプレイベントは、知り合いで行きそうな人がいなかったので、華麗にスルー。
 これで、58mmF1.4でのポトレ第一号の栄誉は、また先延ばしにされることになったのだ!


 とー言う、こじつけくせぇ、どうでもいい情報は兎も角、突発の食い倒れ事案(ツアー)発生につき、知多方面をぶらぶらと。

 始めにラーメン屋を梯子して、「どちらも美味しいし、満足できるのだけど、どんなに食べログで評価されているお店でも、飛び抜けた体験は出来ないよね」と言う結論に至った。
 うん、ラーメンは美味しい。でも、ラーメンの観念をぶちこわすほどのラーメンって言うのはなくて、否、大体の人はそう言う領域にこそ満足を求めているのだなと。

 前にも書いたけれど、もう、食ってモノは体験重視だから、もはや、美味さ無関係に面白そうな店に入るのが吉であると……
 一時期、近所を中心に、小汚い中華料理屋巡りをしたことがある。
 ベルベットの丸椅子や、割れた赤いメラニン化粧板のカウンターとか、錆び付いて銀鍍金の浮いたパイプ椅子とか、そんなラーメン屋の決して美味くない中華蕎麦を食うとか。そういうの。
 こういうのは、いずれ絶滅してしまうから、今のうちに食いに行くべきだぞ!


 その後、メインディッシュを知多牧場で食べたわけですが、その話は後にして、最後に行ったカレー屋の話。
 民族系のカレー屋(インドに限らず、パキスタンとかネパールとかスリランカなど)にハズレはない。
 それなのに、ココイチなんかにしか行かないのは、やっぱし「ハズレを嫌う精神」があるからだろう。

 孤独のグルメや、吉田類の酒場放浪記とか好きなんだけど、しかし、同時にアレの流行具合には警戒している。
 ふらりと入ったお店が、百発百中(と言い切らないが)で美味い店なんだが、食べ歩きってモンは、ハズレを十倍、百倍と引いた上で出会えるのだし、そして、食べ歩きの楽しさというのは、ハズレを引いたとてそれ自体を楽しめる事だからだ。

 この点、食べログなんかの点数を気にして行く店を決めるってのは、本当に愚からしい事だと思うのだ。
 確かに、美味いけれど、体験としてはそれまでじゃないか。
 内装が凝っていたり、色々と工夫はあるのだけど、飛び抜けた体験なんて一つもないのだ。

 食うが為に生きるのではない、生きるが為に食うのだ。だが、どうせ食うモノなら頭の足しにしたいものである。


 そして、もう一つ言うべき事は、食い物が絞られると言う事は、貧しさの証拠である。
 貧困とは、金のない状態ではなく、選択肢のない状況である。
 その基準を食に適用して考えると、非常に分かりやすい。

 君は昼食をいつもの牛丼屋で食べているとしよう。そこで、「今日はちょっと気分がいいから、少し値の張る物を食べよう」となった時、牛丼屋のメニューの中からそれを選んでいるようでは、人間として貧しいのだ。
 君がいくら金持ちで、牛丼は自分の趣味だからと言い張ったところで、僕はその考え方を貧しいと思う。
 街には様々な選択肢が沢山転がっているのに、そんなものに一切興味を示さない時点で、非常にマズイ事態なのだ。(埋め合わせに週末は、あれこれ工夫しているなら別だが)

 選択肢を拡げることと、神秘的体験をすること、食にはそれが必要なのだ。



 と、話を拡げておいて、知多牧場である。
 知る限り、ここのプリンを越えるプリンを知らないし、ここのソフトクリームを越えるソフトクリームを知らない。


 いいか……知多牧場には、三つのプリンがある。
 ひとつはあっさり、ひとつは普通、ひとつはまったりだ。
 そして、勘違いしてはならないのは、巷のケーキ屋の濃厚プリンと言う奴は、この中で、あっさりのレベルだ!

 まぁ、異次元なんで一度行ってみるがいい。

 そして、ソフトクリームは、牛乳、氷、砂糖以外の成分の入らないピュアなソフトクリームである。バニラも乳化剤も増粘剤も添加されていない。

 もう、話があれば、大体行っている。冬でも行っている。そういう所。
(まぁ、牛の元気の良い秋に行くのが正解なのだけど)

 だが、我々は常その安寧に満足している訳にはいかない!
 まさに、俺より強い奴に会いに行く(戦うとは言ってない)である。