F値はあくまでも、「焦点距離/有効口径(=レンズ径)」だから、同じレンズでも、コーティングやら内部反射やらで、「明るさ」は変わってくるんだよなぁと。
で、大きなレンズを用意すれば、その分、明るくできるのか? って考える人がいるけど、有効口径は、レンズだけで決まらず、マウントの口径が上限になるし、マウント内部にあれやこれや構造物があると、更に制限されることになる。
F値ってそんな条件で決まるのよと。
F値が小さいと、ボケやすいし、感度を上げなくても済むってのは事実だから、明るいレンズが好まれるのも仕方ないかなぁと。
これに関連して、センサーサイズが大きいと、ボケやすいと言う人がいるけど、この解答は△だ。
センサーサイズが大きいと、同じ画角をより大きな焦点距離で写す事になる為、ボケやすくなるのだ。
コンデジの画質が云々と言うのは、コンデジだとセンサーサイズが小さいため、焦点距離も小さくなる。この為、十分な明るさでもボケにくい。
例えば、iPhone6のカメラは、フルサイズ換算29mmでF2.2だけど、実焦点距離は4.15mmだからボケないのは当然なのだ。
センサーサイズの違いは、ボケやすさとノイズの量に関連してくると思えば、大きく外している訳ではないだろうから、「フルサイズのほうが画質が良い」と言うのは嘘ではないのだけど……
尤も、ボケなんてものは、Photoshopで加工すればどーにかなるし、m4/3でも明るいレンズ使えば、実用上問題ないレベルでボケてくれる。
ノイズに関していえば、ノイズリダクション技術がモノをいう時代なので、古いフルサイズと新しいAPS-Cとなると、場合によっては後者の方がノイズ感が少ないかもしれない……
それに、十分な光があるなら、ノイズなんて少なくなるわけで、その辺も含めて勘案すれば、どうしてもフルサイズでなくちゃならないって程の話でもないんだよなぁ。
勿論、ダイナミックレンジやら何やらってあるけど、素人が体感するほどの違いはないよと。
こっからは、ピュアオーディオみたいな話になるから、まぁ、ヤメヤメ。
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