クリップオンストロボに、キャップ状に取り付けるタイプのディフューザーは、実際、イマイチな効果しかありません。(とは言え、SB-910には標準装備だから、無駄じゃないんだろうけど)
それに、市販品は、高い上に嵩高いので、持ち運びに不便です。
そうなってくると、やっぱし、自分で作らなくちゃいけなくなるのだ。
狙い
①
マジテでは色々な不都合があるので、ゴムバンドで止められるディフューザーを作りたい。
②大型のクリップオンストロボでも、有効なものを作りたい。
③携行性を高くするために、なるべく平らに作りたい。
④安く作りたい。
用意するもの
・A4のOHPフィルム(コシがあって透明でA4サイズであれば何でもいいけど)
・A4コピー用紙(そんなに厚手じゃないもの)
・アルミ箔(10x11cm)
・幅5mmのゴムひも(幅はどうでもいいですが、スリットの大きさを適宜調整してください)
・接着剤(Gボンドクリア、両面テープでもいい)
・ペン
・φ2mmポンチ、金槌(最悪なくてもよい)
・カッターナイフ、カッター台
・ゴム通し
作り方
①OHPフィルムの上下(短辺)に接着剤を塗って、コピー用紙を貼り付けます。
②アルミ箔を貼り付ける位置を、紙側にケガキます。
同時に、ゴムひもを通すスリット(計四箇所)のケガキもします。
スリットの間隔は、ストロボの幅とフィルムの幅に合わせて決めてください。
※アルミ箔を貼り付ける位置
下端から5cm、左右から5cm(10cmが縦になる方向)
※スリットの位置
上下の端から、1.5cm、長さ0.5cm
二つの間隔はストロボの幅に合わせて、真ん中の位置になるように配置します。
③カッターナイフでスリットの切込みを入れます。
ポンチを使って、切込みの両端に穴をあけます。(計八箇所)
※ポンチは耐久性アップの為に開けるので、なくても目的機能には影響ありません。
④ケガキ通りにアルミ箔を貼ります。
アルミ箔は、紙側に貼り付けてください。紙側が内側になります。
⑤上下のスリットにそれぞれゴムひもを通します。
ゴム通しの先っぽをスリットに突っ込めば、簡単に通すことができます。
ゴムひもの長さは、ストロボに合わせてください。
材料費
OHPシートが、十枚で千円ソコソコ。
A4のコピー用紙は安いので充分。
アルミホイルもちょこっとしか使わないし、ゴムもそんなに使わない、特別なのはせいぜいポンチぐらいだけど、ネットで三百円、ハンズでも五百円程度かなぁ。
それ以外は、道具も何も全部百均で手に入る。
イニシャルコストで言えば、二千円近いけど、材料費自体は百円ちょっとだ。
結果
最初B5トレペで作ったけど、効果はほぼなかったので、こちらで作りました。
光量は、一応減りますので、ご注意を……(まぁ、距離あるところでバウンスするよりかはマシだけど)
A4の大きさなので、クリアファイルに挟めば、綺麗に持ち運び出来るはず。
↑ディフューザーあり
↑ディフューザーなし(直当て)
↑ディフューザーあり
↑ディフューザーなし(直当て)
微妙っちゃぁ、微妙な違いだなぁ。
その理由は、ウチの部屋が狭いってだけかもしれない。
黙っていても、壁とか天井とかでバウンスされるので、直当てしても、いくらかは光が回り込んでくれる。
大きな部屋や屋外で撮影したときは、必ずしやその効果があるはず!<と思いたい