他の道は、スマホ自体の高性能化で閉ざされているし、防水耐衝撃はアクションカメラの独擅場だ。
アクションカメラは、あちこちのメーカーの参入が一時進んだが、それも落ち着きを見せているので、カメラ専業メーカーで波に乗れなかったところ(まぁ、ニコンだが)は、これからも厳しい状況が続くだろう。
一眼レフは遠からず消える存在だと、もう十年ほど前から分かっていたが、ミラーレスへの本格的な参入は最後手に回った。(ニコワンとペンタックスを数えなければだけど)
ニコンは、レンズが資産になるという理由だけで選ばれてきたと言うと乱暴すぎるが、とは言え、今オススメできるニコン製品は、安い&中古レンズの入手が容易と言う理由だけで、D3400とかだったりする。
Zシリーズがどれほど売れているかは知らないが、軽く小さいカメラとしてのミラーレスのメリットを、"資産化した"重たいレンズで相殺するのをよしとするのは、カメラ屋として、因循姑息でなければ不誠実であろう。
また、レンズ供給源を増やそうと言う気が更々ないのか、それともサードパーティメーカーから見放されているのか、未だにZマウントレンズが他から発表される気配もない。
(Fマウントでも仕様は非公開だが、まだ市場規模があるからな)
今更失敗をあげつらうつもりはないけど、結局市場の読み違いによる失敗が多い会社である。
何度も言うけど、製品は悪くないのだから、何処か情報関連に強いところに身売りしたほうが、ユーザーとしては幸せになれるかもしれない。